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【落武者魂】 LA600:4
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落武者魂

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LA600:4

 「それはあなた、そこの大通りを左に曲がったでしょう?今回は右なのよ。右に曲がってずっと行って、それから戻って来るの。いい?間違ったポイントへはこう行きなさい」

 ということで、残念ながらDNFもできない。まだタイムリミットには遠すぎる。でも少なくとも20kmの手戻り。いままでうろついて部分を含めると30km近い手戻りが僕をうんざりさせる。コース復帰しながら、なんで長袖ジャージをさっき着込まなかったのかとも思う。寒い。すれ違う・・・あの明かりはクリスたちか。ニコルのペースが出ていないようだ。

 


 たどりついたCP・・・今回はCPの番号もふられてない。お湯を汲んでバナナを買ってレシートゲット。10時半。1時間で戻ろう。バナナとお湯のお陰でパワーアップできたようでけっこういい調子で戻ることができる。11時半前に主催者宅(CPです)。スープを頂き、どのくらい寝るか?と聞かれる。少し考えていると、クリスたちは12時半まで、他それぞれこのくらいの時間に起きる予定よ、とのこと。じゃあ僕も12時半に起きます。とエアマットに倒れ込み、足下に荷物バッグを入れて脚を高い場所に保持して寝る。寝ついた記憶はないけど、クリスたちが起きて来た音が聞こえたので目が覚める。目が覚めるということは寝ていたのだろう。

 用意をしていると(けっこう待たされた)、主催者のGregたちが到着。そう、コースが全面的に変わったせいかGregも走り続けている。この人先週は試走で600走ったんだよな。今回は試走できなかったから、自分自身も走って試走ということにするのかな。Lisaが僕のミスコースの話をしている。僕が「いつもあそこは左折だから間違っちゃったよ」というとGregは「俺ももう帰りたかったよ。超マジで」とのこと。

 

 


 さて、睡眠明けのリスタート。っと、向こうから誰かやってくる・・・つうか、この通りを向こうからやって来る理由はただひとつ。その老サイクリストは「このCPへの道がみつかんねえんだ」と。御愁傷様。そのCPは反対へ走っていかねば・・・。とりあえずスタッフと相談したほうがよいという話にして先へ。たぶん、DNFになるんじゃないだろうか。このあと寝ることを考えるとタイムアウトしないことは難しいだろう。

 く・・・くらい。月は満月だけど、それしか明かりが無い。注意は受けていたけど・・・というほどの暗闇。まあ、サンディエゴブルベシリーズもたいがい暗すぎるので問題無し。かな。問題は眠気。ときどきグゥラッと眠気が脳の機能を低下させる。いままで走行中にこれほど眠くなったことはなかったので、大変に困る。ここで離されたら夜が明けるまで震えて待つしかない。震える理由はあって、寒い(寒いんだよ)のと犬。犬がすごい。幸いにも完全に放し飼いになっているのはいなかったのだけど、真っ暗闇の道路脇から「ガウガウガウガウ!ガシャンガシャンガシャン!」と自転車を追いたててくる(しかも並走しているようだ)。一頭や二頭ではない。明らかに10頭くらいいそうな所もある。しかも、こっちは奴らが閉鎖環境にいるのか、どこかに出入り口が在るのかわからない。で、すごく大きな犬っぽい(明け方みかけたら秋田犬みたいな大きさばかり)。

 


 闇の丘陵地帯をぐるんぐるん回るようなルートの後、ベンチュラ北のモールへ。モールというかなんというか。つうか、ここはフレッシュのとき何か投げつけられたあたりだ。レシートをゲットする。クリスが何かを食べ、僕が体育座りで省エネモードに入っていると、ニコルは盛んに「ここはすぐでよう。やな感じだ」と言う。しってる、やな感じだよ、このあたりは。何台か無軌道な若者たちのクルマが在って、ニコルは何か声をかけられたらしい。クリスがベーグルを食い終わる前に彼女は出発。ちょっと先の幹線道路の脇で小用を足しているとクリスがやってきて「あれ?ニコルは先に?」と早合点して追い上げにかかる。声をかけても届かず、必死に追う僕ら二人。次のCPまでは約50km。20kmこの幹線道路で、その先は農園の続くゆるやかな丘陵を30km。曲がる回数は片手で数えられそう。しかもまた同じ通りを戻ってくるはず・・・。今回はこういった単調な直線をずーっと走る、CP、それを戻る、というパターンが多いようだ。非常になえる。お使いRPGみたいな気分。急拵えのコースだからいたしかたない。計算しやすいしな。でも・・・本気で萎える。

 15kmほど走ったところでクリスが待っていた。ちょっとして田園地帯。だんだんと夜が白んでいくが、霧がでてきて寒い。自転車のフレームも水滴で覆われている。かなり濃厚な霧のようだ。30kmの田園の最後で僕は脱落。彼らに少し遅れてCPへ。去年の600の最後のCP。あのときはここから50kmだったけど、今日はまだ170kmほど残っている・・・。

 CPで飯を食っていたクリスへ「僕はここで寝る」と告げる。やっぱり眠すぎる。「このCPはどこだかわかってる。去年の最後のヤツだろ?」「ああ、あのときは風がすごかったな」と。「本当にこんなところで寝るのか」「うん。ここまでありがとう」。クリスとニコルは去った。僕はコンパクトな体育座りで眠ります・・・。ぐう・・・。


つづく
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