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【落武者魂】 糸魚川参戦記(2
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糸魚川参戦記(2

ここまでのあらすじ

「土曜夜集合日曜早朝出発、みたいなスケジュールでふた月の間思い込んできた糸魚川ファストランのスケジュール。金曜正午に、偶然土曜早朝出発であることを知る。なんたるこの謀略。帝国主義者どもの陰謀を間一髪かわし、鉄血長征号を載せてマツダは首都を脱出。ロータリーの音を高らかに響かせて高尾へ到着する。『僕』の運命や如何に」



この糸魚川ファストランというのは誰でもが気楽にエントリーできるものではない。というのも、サポートカーを付随させたチームでの参加というのが条件になっているから。「遠くへ行きたい」コミュニティではPedalFar!というチームに参加されている方のお父さんがクルマを出してくれるとのことでこの条件を満たしている。今回は僕もPedalFar!チームに混ぜてもらっての参加なのだけど、他のエントリーメンバーはいずれも一騎当千のロングライド猛者ぞろい。「車道を走るのは危ないと思います」というレベルの僕とは、格が違うのだ。

そんな方々と深夜の高尾山口駅前駐車場で挨拶を交わしたり、エントリー受付をしていたりするとあっという間に時間はたってしまう。あんまり気温も上がらないしウェアはどうしようかなあ、と逡巡して結局ウィンドブレーカーを着たままにする。雨も予報では1mm程度の降雨量とのことだし長くも降らないらしい。ってことはここは我慢して走り甲府の方で乾かせばいいや、新潟の方は土砂降りらしいからそこでレインウェアを投入だ。

ちょっと急いでスタート地点に向かうと、ちょうど「スタート!」の合図とパチパチパチというまばらな拍手が。今年の第一号スタートということで、選手たちを見送るチームメイトが壁を作ってしまっている。ああ、スタートに混じれない・・・。なんとか隙をみつけて走りこむもののギリギリ信号が赤になり、ひとり取り残されて、まぬけな感じ。かっこわるいな?。

信号が変わるのをまってただ一人のスタート。黙々と国道20号を走っていく。まったりと走っていると、前方にLEDの小さな赤い点滅がいくつも見える。第一波とそう離れているわけではないらしい。道の傾斜がきつくなってくるころには、第一波集団のケツにくらいつくことができた。スタートは10分おきに10人?づつが走る。スタート時間は自己申告によるのだけど遅い人ほど早く、速い人は遅い。僕は第一波で今年は3時50分。一番遅い人は6時半くらいだと聞いている。大体2時間以上のディレイがあるのだけど到着時間は逆転するのだろう。

大垂水を越えるのは今年3度目(人生でも3度目)。ある程度勝手知ったる道なので、けっこう気楽。心拍数もそれほど上がらず170程度。この登りでは何人かを追い抜くことさえできた。坂は個人差がはっきりとでる。特に早朝スタートを希望するようなレベルの方々では特に明確にでてくるので、段々と夜が白み始める大垂水を越えるころには、すっかりまばらな感じになってしまった。そのおかげで、大垂水の下りは淡々と一人で下れたので助かった。といっても時速60キロもでないのだけど。

大垂水から先は古い宿場の面影が残る街道筋を走り続ける。単独で、あるいは2?3人連れで。今回の走行計画では「30キロ」をめどに小休憩および補給と考えていた。ちょっと伸びてしまって40キロ地点だけど猿橋の交差点で一旦停止。ここまでは松姫峠に行くときに来たことがあるところ。そしてここから先は未踏の地だ。そんなことを考えていると、ちょうどいい感じの長い隊列が来たので、これについていくことにする。

ちょっと晴れ間がさしていたりして「もしかして天気もつのかなあ」なんて淡い期待を持ち始めたころ、雨が落ち始めた。笹子の登りを終えて第一チェックポイントにつくころにはすっかり本降りに。おかしいなあ、1mm程度の降水量だったんじゃなかったかなあ。うーん、結局山の天気はあてにならんからなあ・・・。走行60キロ弱。ここまでの時間は2時間45分くらい。最後尾スタートはちょうどこのころに出発したということか。





なんて思ってバナナを食ったりゼリーを流し込んだりしていると、PedalFar!のジャージを着た二人組みがチェックポイントを出て行くのが見えたので、それに急かされるように出発。出発後すぐに悪名高き「笹子トンネル」へ。路面がよろしくなく狭く交通量が多く、そして長いという話だが、雨が降っていないだけ外よりマシ。運良く交通量も無く、速い列車に乗れたおかげで快走快走。追い風にドラフティングに暖かい気温。しかしトンネル出るところで「ああ、降ってるよ?」という悲痛な叫びがど他の選手から聞こえてくる。そうだよな、みんな「山の向こうははれてるんじゃね?」って期待して走ってるんだよなあ。ああ、見えてきた。白いカーテンのようだ。土砂降りだよ・・・。

笹子からウェットコンディションの下り。激しい水しぶきと路面に白い軌跡を残して走るロードレーサーは、まるでベイパートレイルをひいて編隊飛行する戦闘機のよう。いや疾駆する魚雷艇のようか。坂を下り、晴れていればさぞかし爽快な景色なんだろう勝沼も今は白い水煙の底だ。白い霞んだ視界のままロードサイド大型店舗がならぶ甲府の市街地に入っていく。

ここでもちょうどいいペースの人たちをみつけてこっそりコバンザメさせてもらおうとしていたのだけど、なんかついていけない。いけそうなんだけどいけない。うーん脚が回らない・・・まだ100キロも走っていないのに。ああ、そういえば「30キロごとの補給」はいずこへ?コンビニコンビニ・・・と思うとコンビニっていうものは無い。そうなのだ、実は日本中どこへ行ってもコンビニがあるわけじゃないのだ。しかも、今日は全体的に向かい風。雨はやんできたものの向かい風がでてきた。弱いんだよね、向かい風に対しての僕は。釜無し川沿いの向かい風に一人耐えて走り・・・耐え切れなくなって休もうか足をつこうかもうだめぽと思ったところで、道端の人から「橋の向こうで休めるよ!」と声援をいただく。その橋を渡ると・・・第2チェックポイントの韮崎。雨はあがったりちょっと降ったり。ここで大体100キロ。スタートから4時間45分くらい。
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