タンデムですが、やっぱり重いです。ママチャリ並みに重いです。大きくて重量バランスも偏ってるのでかなり重く感じます。さらに・・・
えーとこいつはドラムブレーキ。このタンデム用ドラムブレーキは荒井製作所の製品で世界シェアの多くを占めるらしいのですが、金型がもうもたないので製造は終了していると噂されています。ちなみにシューとかの交換とかどうするのかわかりません・・・。鋳物だからそりゃ重いよね。
なんでこんなものがあるかというと、一台で二人分の重量があるタンデムでは制動時の発熱がかなり大きくなるので、長い坂などではこれをドラッグブレーキとしてつかってあらかじめ速度があまりあがらないようにするのです。クルマで言えばハンドブレーキ。引きっぱなしで下るわけですね。
でもふたりあわせて100kgちょっとだしディスクブレーキにすれば十分じゃないかなーとかとも思ったのですが、ディスクブレーキの取り扱いや性能がいまいち不安なのでやめました。ちなみにブレーキはVブレーキにTravelagentをつけてSTIでひきます。Vだったらそれだけでも良さそうだけど。
前席後席は「フィクス」されています。ピストと同じです。どちらかが脚を止めるともう片方も停めざるを得ません。そこをつなぐチェーンを「タイミングチェーン」と呼びます。うちのタンデムではそこにオプション設定されたカーボンベルトをつけています。オイル汚れも無いし、メンテナンスの手間も省けるし軽いしでいいことばかり。ちょっと高いですが・・・。
S&Sというドイツの会社が作っている分割フレーム用の”継ぎ手”です。これも重量増加の要因ですね。まあ、キャリアにパニアバッグなども搭載している現在ではささいな要因ですが。S&Sカップ用のレンチで回して分割・合体ですが、もし無くしたら死ぬしかありません・・・。S&Sカップは分割フレーム(デモンタブルですね。デモンタブルと言って通じたことはありませんが)では最も良く使われる継ぎ手ですが、これだけでフレームの価格が跳ね上がります・・・。
次回は乗り方の解説です。
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