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【落武者魂】 090608BRM アタックビーフラインUSA その二
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落武者魂

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090608BRM アタックビーフラインUSA その二

長く走れば走るほど、感想は短くなっていく。たぶん、脳の記憶能力には限りがあるので、短いライドのことは詳細まで覚えておけるし、長いライドになるとはしょるように記憶しているんだろう。けれどもこうやってこつこつと掘り起こしていると、圧縮された記憶の隙間が開かれたりする。今書き留めておけば、それをいつの日か思い出して楽しみ直すこともできるだろう。いつか自転車に乗れないような日が来ても、今までのライドを反芻していける。

自転車に乗っていていろんな人と出会い、いろんな出来事があった。辛かったことと楽しかったことばかり思い出す。嫌なことは忘れてしまっているのだろう。それは記録されないから。記録しないから。

この600kmも、今思い出し思い出し書くのは苦痛ですらある。眠いし。眠くなるし。でもここで書いておかないと、あとで思い出せなくなってしまうだろう。せっかく苦しんだのだから、後でゆっくり楽しむ日が来るといいなあと思って、綴っている。

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「あなたの後ろにあと二人いるわ。三時間遅れで」とBobbiは言う。それから食事にするかシャワーにするかを聞いてくる。ここは事務本部みたいな扱いなのだろうか。他にブルベライダーのために部屋が取ってあり、後でそこで寝るように促される。パンクして参りました、と僕は言う。食べてからシャワーにします。Bobbiがスープとシチューを皿にいれてくれ、あとベーグルを食う。日中とはうってかわって気温が下がっていたので、暖かい食事がなによりありがたい。エネルギー不足もあって下がっていた体温があがってくるようだ。

「あのクルマにRAAMのステッカーが貼ってあるけど、このグループで出るんですか?」と聞く。Bobbiは「x年前にサポートしたときに貼ってはがしてないのよ」みたいなことを言う。そして「来年は4人チームで出るの」と。はあ、やっぱりRAAMなんですね・・・。「xxxいるじゃない、xxx」多分、ゴールドラッシュジャージの女性のことだ「あの人は去年女性ソロで完走したのよ」という。150mile差だったけど、みたいなことも加える。

「日本でRAAMに出たい人間がいるんですが、どうすればいいんですかね」と聞くと「クォリファイするだけ」と言われる。まあ、そうなんだけどさ。Bobbiは来週もロングディスタンスレースに出るんだそうだ。「ユタでやるの。500、まあ570milesだけど、私遅いから」とのこと。サイクリストの「私は遅い」を信じることほど愚かなことはありません・・・。なんだよ570milesのレースって・・・。

それから僕はフロアポンプを借りてパンク修理したばかりのタイヤに空気を入れ、シャワーを浴びてクルマから持ってきていたTシャツ短パンに。礼をして部屋を移る。時間は1時前くらいか。何時に出発するのかと聞かれたので(予定では3時出発だったな)と思い出し、はっきりと「4時過ぎに出ます」と答える。クリスも4時って言ってわ、3時半に起こすわねという話になって僕はベッドに倒れ込んだ。

結局よく眠れるわけもなく、3時半。クリスは準備を終えてうっすら目を開けていた僕に合図をする。やれやれっていう感じで僕も起き上がって、ポポペクジャージに着替えてBobbiの部屋へ。朝飯としてスープを飲んでいるとクリスが「行くよ」と。僕は眠いんで「もう少ししたら行く」と答えると彼は先に出発(彼は6時間以上睡眠をとっている。おかしいな250kmまで一緒だったのに・・・)。入れ替わるようにブルベライダーたちが入ってくる。僕の後ろを走っていたふたりだろう。かなり消耗しているようだ。

彼らは7時まで眠ろうとかいう話をしていたけど、僕は部屋を出て出発の準備。ゴールドラッシュの女性がまだ部屋着のままで外にいた。「霧が酷いから朝方は走りたくないのよね」というようなことを言っている。たしかにそうなんだよね。なんだかRAAMの話になって、最後のセクションまでついていってた相手が増速して「きゃーついてけなーい」みたいになったとのこと。多分、そんな話。

辞してクルマへ荷物を置き(くさいジャージ、その他)静まり返ったベンチュラの町へ。そして海岸沿いを南下しはじめる。午前4時半すぎ。予定通り200kmを12時間なら16時半ごろゴールだろう。
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