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【落武者魂】 人情のSD400k:後編
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人情のSD400k:後編

 おいつけません。つうかどうも農場っぽくって木立があるのか前走者のライトが見えなくなりました。でもこのあたりがWATER STOPのはず・・・21時前に到着すれば食事のできる店があるとあった。けど犬の吠える声しか聞こえない。行き過ぎたかな、と戻ったり。「WATER STOPはどこ!?」と半狂乱になって叫ぶものの、犬がどこかのフェンスにガンガン当たる音しか返答は来ません。ここから、現状の物資で次の街まで行けるのか!?たしかRANOMAの前にSanta Ysabelがあったはず。スーパーとレストラン、雑貨屋がひとつづつ荒野にたっている交易所みたいなところだけど、そこでなにか手に入るかも。50kmくらい?

 今日は新月が近く、ほぼ完全な闇。不安は募りますがやってみるしかない。携帯?つながりません。でも最悪路肩で倒れてればマイクが助けに来てくれる・・・野犬に食われる前に頼むな、マイク。

 そこから8kmほど走ったロードサイドになんか明かりが。おお、ドライブインだ!バグダットカフェのようなドライブインがあって、ロードバイクが何台も。そして彼らが。「ハンガーノックです・・・(ボンキングですね)」といって挨拶。ここは飯が食えるからしっかり食えと。店はにぎやかでスターウォーズにでてくる酒場みたいな感じ。リストランテの方へいってカウンターに腰掛ける。ウェイターが何にする?と聞いて来たので「おすすめで、すぐできるやつ」「パスタ?スープ?どんなのがいい?」「パスタ」「OK」。

 トイレへ行き、お冷やをボトルへつめ・・・待ち時間を無駄にしないように。ここからは一人旅だ。と決意を固めていく。「また会おうな」と誰かが言う。「またね」。


 ふと、アントニー夫妻が両サイドに座ってくる。「ねえ、どのくらいで走るつもり?」「20時間から24時間くらいで(注:まだタイム的には20時間以内もいけそうな感じでした)」(どのくらい休むつもり?と聞かれたのかも)。「どうする?私たちを見送って次のチームへ合流する?私たちはあなたを待つのは苦じゃないんだけど」「でも、僕のペースは遅いから・・・(日本人的?)」「いい?私たちは待つのは苦じゃないの。ゆっくり休みたいならそれでいいし」「正直なところ・・・みなさんと一緒にゴールしたいんですが」「OK!それでいいのよ。待つわよ。大丈夫!もう注文した?ミートボールパスタ?ミートボールちょっと頂戴ね」。

 のびまくったアメリカ風パスタをかっこみ、外へ。待ってくれている皆に「ありがとう!」と言うと、あるサイクリストが「ようやく笑顔がもどったわね」と。よっぽど酷い顔をしてここに着いたんだろう。お客さん扱いだろうけど、仲間としてくれたような感じが。ありがたすぎる・・・。



CP3 Ranoma。ようやく文明へ帰って来た。HEMET郊外からここまで100kmにわたって信号無し。ペースは相変わらずゆったりでストップも多くまったりした感じ。さすがに疲労は隠しきれず、「I got tired」とつぶやいて脱落する女性ライダーにクリスとつきあって並走する。彼女が「止まって!」と叫ぶので何事かと思ったら、リアのトランクからRedBullを取り出した。そんなの積んで走ってるから疲れるんだよ!(w

誰もGPSを持ってないので、ときどき立ち止まっては道が正しいのか協議する。手戻りも少なくないけど、独りじゃないってのはいいねえ・・・。このあたりから胃腸がおかしくなってくる。前からも後ろからも何かでてきそう。つうか腹を食い破ってなにかがとびでてきそうな・・・ウェップ。


最後にPCHへ戻ってからは、それぞれ自分のペースで走り始める。結果は21時間50分。一緒に走ってくれた皆に感謝。主催者のマイクに感謝。感謝感謝の嵐の中、帰路につくのでした・・・。

おまけ:
こちらには深夜開いているお店は多くありません。ガソリンスタンドくらい?それも郊外には多いわけではなく、じゃあトイレはどうすんだと。と思ってたら小休憩のたびに誰かしら「ティンコー!」と叫んで野ションしてました。性別問わず。でかいほうはさすがにできないと思いますが。
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