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【落武者魂】 熱風台湾 TPT1000km 準備編
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熱風台湾 TPT1000km 準備編

 台湾で1000kmブルベが開催されるんだよと台湾ランドヌールのボス、ジャック氏から聞いたのは夏の頃だった。でも正直言って興味はなかった。二月に一度、台湾のブルベを走っていたし、台湾は山がちなイベメージが強く、厳しいコースになることは間違い無いと思っていたから。特に過酷な山岳コースには魅力を感じないタイプなので、台湾縦断往復の1000kmブルベをやるらしいよ、台湾なら国内の遠くへ遠征するよりコストパフォーマンスいいかもよ、と人と話すくらいにしていた。

 台湾のコースを見たのは9月の頭か。
 驚くべきフラットコース。
 累積上昇量は1000kmで3000m程度とある。
 だいたい、一般的には100kmで1000m程度が標準的だ。PBPが1200kmで12000mほどと言われ、かつて僕がよく走っていたPCHRという団体の主催するブルベでは、それにあわせて100kmで1000mを基準としたコース設定をしていた。だからまあ、1000kmで3000mというのはなかなか無い。これは僕にはただ単に「起伏がないコース」という以上の意味を持っていた。
 タンデムで1000km走るには、このチャンスを逃せない。

taiwan2.jpg



 タンデムで1000kmを走る理由があった。
 ACPというフランスの団体の主催するブルベにはR5000という表彰がある。
 これを得るために1000kmのコースを走らなくてはならない。僕が、ではない。妻がだ。

 PBPまで完走した妻なのだけど、1000kmブルベは(僕が)諦めていた(本人はさらさらその気はなかった)。普段、ほとんど自転車に乗ることも無く熱意も無い彼女に、シングルで1000kmを走らせる気も無いし、本人も考えもしない。でも、タンデムなら。
 今年は遠征しすぎで、すでに怒られているので冗談半分で聞いてみた。
 台湾で1000km、平坦コースだ。行くか?

 こうして、台湾1000kmブルベへ行く事になった。




 準備期間はあまりなかった。
 この夏の間に足首を痛めて休養していたのだけど、そんなことも言っていられない。少しずつ自転車に乗るようにする。同時に、宿や飛行機の手配。一番やっかいなのはタンデムを運ぶ行程だ。僕のタンデムは預入荷物の大きさにおさまるよう、二つのスーツケースへ収めることができる。非常に便利だ。丈夫なスチールのフレームということもあって、飛行機輪行では一番安心できる車体。
 けれども、その大きなスーツケース二個と、自分たちの荷物を持ってえっちらおっtら移動するのは大変に困難。家から空港まで、空港からホテルまで、この間がいつも面倒くさい。

タンデムの輸送に関する参考記事「しまいましょう

 家から空港までは空港宅配を使うことが多いのだけど、今回は羽田まで宅配に高い料金を支払うのもな、ということで車で行く事にした。羽田ならあっという間だ。空港からホテルまではいくつか考えられる。例えばレンタカー。アメリカだったらそうするだろう。でも、台湾の市街を運転するほど根性座っていない。ということで今回はチャータータクシーを利用した。ちなみにPBPの際はバスサービスを利用したのだけど、事前にエクストラの荷物をお願いした。

 さて、これで家からスタート地点までのロジスティクスは用意できた。次は走行中の準備だ。まず、330km地点のところの蓮花世界というPCがあって、そこが仮眠所休憩所併設だという。台湾の知人によれば、自転車ショップだとのこと。提供されるサービスの書類を見ると---中国語で書いてあるんだけど、漢字圏っていいねえ、なんとか読める---シャワーがあるようだ。サニタリーもあるようだから、石鹸なんかもあるのかな。タオルは書いていない。
 ということは、ここで着替えができるということだ。他の日本からの参加者がジャック氏と交渉してドロップバッグという手荷物運びをしてくれることになった。着替えなどを送って置けるということだ。「快適で清潔なブルベ」をモットーにしている僕としては、毎日着替えてさっぱりしたい。ウェアは三着。タオルとシャンプーなどもいれる。髭剃りもや日焼け止め、各種薬、予備チューブ、携帯の充電器一式などなど……。物量に依存できるなら、出来る範囲ギリギリまで依存する。それも僕のモットー。
 もともとの(肉体的)スペックが低いのだ。目的を達するためなら、スタイルに拘ってはいられない。ブルベは完走したか否かだけが結果として残る世界。遅くても泥のようにズタボロになっても走り切れればいいのだと、自分に言い聞かせる。遠い昔、熱中していたMMOで流行っていた言葉を思い出す。

「腕の差は金で埋めろ。金がなければ稼げ」

 テレホーダイの時代のことだ。




 さて、ドロップバッグをどうするかも考え無くてはならない。
 普段はRUSAのオフィシャルグッズのスポーツバッグを使っている事が多い。あまり大きくはないけど、ちょっとした距離なら背負っていける。でも今回はどうだろう。ホテルから、スタートまではそれほど遠くはない。けれど、コース的にゴールからホテルまでは25kmほどある。なんでスタートとゴールを分けるのだと、ちょっと憤慨するけどしようがない。しかもこの距離はかなりの市街地だ。あまり不安定な背負い方では危険。
 ということで、自転車にサイドバッグをつけていくことにした。僕のタンデムにはしっかりとしたリアキャリアがついているので、パニアバッグをつけることができる。そしてもし、ドロップバッグのサービスが何らかの手違いで受けれなかった時は、そのまま走って行く事もできるだろう。

 リアキャリア上にも、トラックバックをつけていくのだけど、ここには雨具などをしまう。こうして走るための準備も整っていった。次は、自転車をばらして箱詰めすることと、コースをGPSへ打ち込んでいくこと、天気予報の確認、現地でのネットへの接続方法の調査……意外とやることは多い。

 こんな具合で、タンデムを持って海外へ遠征するのは中々大変なのだけど、遠距離展開のための運用を考えていくのも、けっこう面白い。こうしてタンデムを装備し、タンデムを編成し、タンデムを兵站し、タンデムを運用し、タンデムを走行させる。僕らこそ遂にタンデムをもって1,000kmの完走を目指す。今度こそ「最後の長距離ブルベ」。

 ……あっという間にその日は来た。

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