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【落武者魂】 ひとりみちのく旅。三日目 秋田から鰺ヶ沢
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ひとりみちのく旅。三日目 秋田から鰺ヶ沢

 いよいよ物語は東北の最北、青森県へ。日本海側に、もう都市といえるような場所はありません。秋田を出て、今日は龍飛岬の付け根、鰺ヶ沢までの約200km。今回の旅行で最長の行程です。まずは、日本で二番目に大きかった湖、八郎潟方面へ向かいます。



 秋田の街を通勤ラッシュの交通にもまれながら港へ。港付近の交通は、やっぱり殺伐としていますが、北側へでると道が広く、かつ北方へは交通量はやや少なめなので、ちょっと楽に。港のはしでは、海上保安庁の方々が朝礼をしていました。女性隊員がよく通る声で号令をかけています。よーし、俺も頑張るぞ。

 海岸沿いを北へ向かうバイパスは、特に問題も無いのですが、防砂林があって海は見えません。もったいないなあ。どうも防砂林の向こうに秋田男鹿自転車道なるものがあるようで、標識がでています。。そちらへ入って、日本海を見ながらのんびり走ろうかな……。



 ナニコレ?
 この先は走りやすくなるかな、と柵をくぐってみましたが、数百メートルおきに赤錆た鉄棒が道路を封鎖していたので断念。しかしこりゃいったいなんなんだ。そういや、海岸沿いの自転車道路っていくつかあるけど、どう考えてもメンテナンス困難なものばかり。バルーンタイヤのビーチクルーザーでも想定してるのかな?



 気を取り直して男鹿へ。今日はすぐに北風に変わるということで、できるかぎり今のうちに進んでおきたい。寄り道なんかしたくない。



 でも、いきなり寄り道。男鹿半島にある寒風山へ登ります。一週間前の東北1700でレポートに比べてもずいぶん緑豊かに。季節はあっという間に夏へ向かって進んでいるんだなと感じます。登っている途中で、有名なババヘラアイスを売っているパラソルを見かけるものの、こちらは崖の上、パラソルは崖の下という場所なので断念。うーん、あのババヘラアイスのパラソルの設置場所には、とても車通りがあるようには思えないのだけどなあ。
 ババヘラアイスってのは、秋田の名物(らしい)。道端でパラソルを立てた女性はアイスを売っているというもの。ババアがヘラでアイスをすくってくれるからババヘラというらしい。残念ながらここでしか見ることはできなかった。



 よし、寒風山登山の任務完了。400メートルもない低い山。でも日本海から吹き付ける寒風のせいか、あまり大きな木は無い。頂上付近はクレーターっぽくなってるので、たぶん火山だと思うんだよね。その土のせいも、妙に木が少ない理由なのかもしれません。さて、八郎潟へ下っていきますよ。



 八郎潟の西を貫くバイパス。寒風山を下ってからというもの、ついに恐れていた北風が。速度がのりません。ちょくちょく通る大型車が巻き起こす乱流で速度を乗せて頑張ります。ふと気づくと、ハブ軸に取り付けたライトのホルダーが壊れそう・・・・・・。いまならドライバーでネジを閉め直せば。とりあえず外しておこう。



 八郎潟を抜けたところで、牧場直営の食堂があったので、少し昼食には早いけどなだれ込みます。そして・・・・・・



 馬刺し!




 さくら肉焼肉定食!

 食べ終えて外に出ると、風はさらに強く。秋田青森の県境には能代という街があり「風の松原」なる公園があるとのこと。そのネーミングからして、このあたりの風の強さがわかろうというもの。
 さて、ロードサイドにワークマンがあったので立ち寄ります。立ち寄って、まずはグローブ探し。というのも、明日あさっては雨との予報。今日も平年より気温が低いみたい。このまま日が落ちると(まだずいぶん時間はあるけど)、冷え込みが厳しくなりそう。それなのに指ぬきグローブしか持っていない。なので、まずは風を遮る手袋を購入。それから安いレインパンツ。これは膝辺りから切り落として、ペダリングしやすいレインハーフパンツにしよう。それとスカルキャップ。寒い時は頭が冷えていたくなる。それを避けるために。

 どれもサイクリング専用品からすると桁ひとつふたつ分安い。すばらしい。

 能代を出ると、一気に白神の山々が海に迫り、平地はくびられて無くなる。平坦だった道も、アップダウンがはじまっていよいよなんだなという気持ちが盛り上がってくる。やっぱり新しく切り開かれた道は味気ないなあと、岩館という海岸の集落へ降りる道を行きます。そこは岩館という集落。遮るものがないせいで、向かい風はいよいよ厳しいけど雰囲気はいい。そう思っていたら、行き止まりのどん詰まりの道だとGPSが示す。仕方なく、引き返すと、ろくにこがずに30km/h近くまで速度が乗る。うーん……。



 国道へはやっぱりかなりの斜度の道を行かないとならない。岩館は崖下の集落なので、そこから上がる道は崖を縫うように敷かれているのです。国道の手前には五能線の岩館駅があって、ちょうど列車が行き過ぎるところでした。




 道の駅でトイレへ寄って、走りだすとすぐに県境。青森県。見渡す限り続く秘境感溢れる風景が、心を揺さぶります。もしかして、此処から先には人など居ないのではないだろうか。そう思わせさえする景色。僕は今、確かに最果てに向かっている。



 賽の河原なる地名があったので、脇道へそれましたが、どこかわからず。たぶん、この浜辺か、その奥の岬の岸壁にうがたれた洞穴のあたりじゃないかと思うのだけど。脇道は、小さな隧道を抜けて静かな集落に。そこでは、幼い兄妹が遊んでいました。

 しかし向かい風は続いて……。もっとも、これだけつづいていると、なんだかペースも落ちちゃってるので感覚が麻痺してきます。問題はGPSの電池がそろそろ切れそうなこと。別に電池があろうがなかろうが、ひたすら海岸沿いを行くだけなんだけど、やっぱりGPSの表示は救いになりますからね。どこかでコンビニでも、と思うのだけどなかなか無い。つうか、コンビニっていつから見てない?
 実は、今回の旅では銀行カードという存在がすっかり抜け落ちていて、現金を増やすことができないのです。普段、クレカと電子マネーに頼っていて問題なかったのでこんなことに。一日の食事と、緊急時の費用を考えるとあまり余裕が無い感じ。なので、できる限り電子マネーが使えるコンビニや、クレカの使える食堂を利用したい。……のですが、どんどんそんな文明的なものからは遠ざかっている感じ。

 水が空っぽに。残り数十キロを水無しはちょっと辛いので、なけなしの現金を使って自販機で補給。その先に不老ふ死温泉があったけど、時間が遅いので通過……。もうちょっとペースよく走れば、入れたのになあ。ここ黄金崎の不老ふ死温泉の露天風呂は、すごくワイルドな場所にあります。ちょっと波があるとざんぶざんぶかかってしまうような。



 そういえば、この道は自転車で移動している人が多かった。多かったといっても数人ですが。
 青森に入る頃に、この度で唯一見かけたロードの人。それからこの写真を撮った頃に女の子が(となり町に遊びに行ってたのかな?)。それと夕方におばちゃんが。どれも町中ではないところを走っていました。おばちゃんは向こう側の車線から、手を振ってくれたよ。



 深浦。太宰治がその作品『津軽』で宿泊した旅館を改装した記念館……だと思います。もう閉館時間すぎてるので通過。



 五能線が脇をずっと通ってるのに、フォトジェニックな場所では全然列車が来てくれない。これは深浦の踏切。「リゾートしらかみ」だと思います。翌日は雨だし、これで秋田まで帰るという手もあるなあ。



 日暮れが近づいているなあ。暗くなる前に鰺ヶ沢へ着くんだろうか。鰺ヶ沢にコンビニとかあるのかな。



 青森に入ったあたりから、つまり何十キロも前から看板がでている千畳敷。よくある……といっては悪いけど、よくある「千畳敷」の岩場です。主だった岩にはそれぞれ名前がついていますが、急いで出立。



 鰺ヶ沢手前でサークルKを発見。電池や食量、水を買い込む。コンビニ袋をサドルバッグに括りつけ、すっかり貧乏旅行スタイルに。鰺ヶ沢は(深浦くらい)大きな街だけど、街の大きさの感覚も麻痺していたみたい。三浦半島の三崎みたいな雰囲気の街。まあ、漁港だからねえ。ホテルについたら、自転車を使われてない別館に置かせてもらえることになりました。ありがたい。さて、晩飯は……あれ? ついてないんだっけ。ということで向かいにある食堂へ。クレカは使えないけど仕方ない。ガリガリ食って、明日もう帰るかもしれない、帰ったら◯◯(家庭の事情)に間に合うかも、と家に電話。明日の予想最高気温は10度くらい。しかも雨の予報。

 ホテルはこの街で初めてエレベーターがついたというくらい古い建物。よく言えば古き良き時代をそのままに残しています。風呂は温泉。怖くなるくらい広い部屋で、早めの就寝。明日は……どうしようかな。もう、走るのやめようかな。
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