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【落武者魂】 イタリア鉄道旅行 前編
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落武者魂

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イタリア鉄道旅行 前編

 PBP完走後はせっかくなのでイタリアへ行くことになっていた。さらにせっかくなので寝台列車で。トレインホテル・アルテシアというのがそれだ。日本でブルートレインが次々に廃止されていったように、格安航空路線と高速列車路線の拡大によって、ヨーロッパでも夜行列車は減少傾向にあるという。現在では東欧やスペイン以外の地区では数えるほどしか夜行路線は存在しない。アルテシアはほんとうに数少ない夜行寝台列車。フランス国鉄とイタリア国鉄の共同運行路線。乗車スタッフはイタリア国鉄という噂だ。というわけで過去になりつつある欧州寝台列車でイタリアへの旅。おしゃれじゃないですか。

 と思った当日、細君の具合が悪い。さすがにPBPの疲れがでてきたようだ・・・。とはいえ日程の変更というわけにもいかないので、お昼すぎまでホテルで休んで駅へ向かう。パリにはいくつも駅があるが、アルテシアの発着はベルシー駅。パリからイタリアへ向かう普通列車路線が集まる駅だが、そんな路線は数少ないので小さな駅だ。ここのカウンターでユーレイルパスをアクティベートして列車を待つ。待合ロビーに並ぶ椅子は全て埋まっている。写真では閑散としているようにも見えるけど、実際にはかなり混雑していて弱った細君を座らせる場所を探すのに苦労した。



 発車時間15分くらい前になってアルテシアの入ってくるホームが決まる。ホームに降りていた乗務員にチケットを見せると「あー、一等寝台は壊れた」 え?壊れた? 「なので二等寝台に行ってくれ。この番号の部屋」いきなりイタリアな洗礼。しかも、指示された二等寝台の車両番号もいい加減でいきなり反対側へしばらく歩かされた・・・。なんとか指示された車両をさがしあててそこの車両乗務員の力も借りて荷物を運び込み部屋へ入る。おそらくは6人部屋。乗務員にこの部屋はふたりだけだろうな?と尋ねると「そうだ」とのこと。まあしかたないか。ということで晩飯をどうするか聞いてみる。アルテシアは食堂車がついていてディナーがとれるのだ。寝台夜行列車でのディナー。そんなにおいしくはないらしいけど、おしゃれだよね?



「食堂車も壊れた」いきなり告げられる衝撃の言葉。待てよ、俺たち体調悪くって昼飯も食ってないんだぞ。しかも猛烈なブルベ腹(長距離サイクリング後に訪れる猛烈な空腹感。体がエネルギー徹底貯蔵モードになっているためらしい)。このままでは死ぬ、おれたちは死んじゃうぞ、と乗務員に言うと車内販売があるから・・・、とのこと。それはどっからスタートかを聞き出す。早速そっちへ向かってみると一等寝台の車両に通りかかった。なんだなんだ、人がいるぞ?ということで乗務員にくってかかると12室あるうちの2室が壊れたので早くきた乗客から二等へ回したらしい。そんな馬鹿な話はないだろう。普通は後に来た二組を二等へ回すだろ。と、でも見た感じ一等寝台室より6人部屋を二人で占有したほうが広そうに見える・・・。ので話をきりあげ車内販売を探す。が、発車後でないとでてこないようだった。



 発車後、再び車内販売を探しついに発見。紙パックのジュースやサンドイッチ、クッキーなどを買い込んで部屋に戻る。戻った所で自分自信も倒れこんだ。う・・・うごけない・・・。な・・・なんだこれは・・・。俺は・・・こんなところで死ぬのか・・・。アルテシアは罠だったのか・・・。

 記憶が途切れた。そのうち猛烈な腹痛で目が覚める。いや、これは腹痛ではない。猛烈な空腹感。お腹と背中がくっつくとはこのことか・・・!?いてえいてえ。必死で手を伸ばし、買ってあったクッキーをひとくちふたくち食う。体調が芳しくなく、さらに痛いほどの空腹感なのでサンドイッチを食べる気がしない。食べることができない。なんとかクッキーをかじって空腹感を騙し、ふたたび寝付く。


※死の闇に落ちる前の最後の景色・・・。

 なお、列車は夜行貨物などを先行させるためかちょくちょく止まっているようだった。路線はイタリアからスイスを経由してミラノへ至り、ベネチアへ向かう。国境をいくつも越える国際列車のため、パスポートは乗務員預かりだ。2015年にはフランス-イタリア間のアルプスをぶちぬいてリヨンとトリノをつなぐ高速路線のためのトンネルが完成する予定で、そうしたらこのアルテシアはなくなるだろう。なので機材の更新などはもう行われないようだ。少し前にはシャワー付き寝台の車両があったようだが、もはや無い。もしかしたら食堂車も壊れて無くなったのかもしれないと後から思った。いずれにしろ滅び行く国際寝台列車なのだ。

 ふと気づくと進行方向が変わっている。おそらくミラノ駅で反転したのだろう。ボローニャ、フェラーラと北イタリアの歴史都市を通過していく。そして最後にはベネチアの干潟を長大橋で渡る雄大な車窓を・・・と思っていたら、目がさめずベネチアへ到着してしまっていた・・・。


※ありゃ?機関車も変わってる。

 
※ベネチア駅。観光客ばっかり。


※ベネチア駅前広場。おしゃれー。

後編は高速列車について。
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コメント

* 気分はロンメル将軍?

こういう連中を盟友として北アフリカの地で戦った彼の名将の気苦労が偲ばれますな・・・
2011/11/07 【ささき】 URL #u/hKjTvU [編集] 

*

もうね、あれです。ベネチア、ローマはいろいろ腹立ちまくりでした。報復としてベネチアでは中華を食べまくりましたよ。
2011/11/08 【さとう◎】 URL #- 

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