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【落武者魂】 2011年のパリ・ブレスト・パリ。 かえりましょう。

落武者魂

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2011年のパリ・ブレスト・パリ。 かえりましょう。

PC BREST 残り距離612km 到着時間11:11 閉鎖時間12:49



 自転車を停めることのできる大きな屋根付き広場でブルベカードにスタンプとサインをもらう。この建物にはこれで用は無い。でも、マクドナルドはすぐ近くのようだったので、自転車を置きっぱなしにして歩いていくことに。すると実はマクドナルドの店舗と思っていたものはただの看板で、本当の店舗はワンブロック先にあるのだった。まあ、気分転換とばかりにてくてくと歩いてショッピングモールのマクドナルドへ。注文は英語は通じないけど、マクドナルドは世界の言葉なのでなんとかなる。やがてぽぽぽぽーんと、ビッグマック、フィレオフィッシュ、チーズバーガーなどいつもの仲間たちが目の前に!ぎりぎりお昼前に到着したので食べているうちにぐんぐんと地元の人達がはいってきて大混雑。超危なかった!食って食って飲んで飲んで。そしてトイレも広くて清潔。だけどレシートに書かれた番号がないとトイレに入室できないので要注意。



 ●食事
 基本的にはPCにレストランが併設されているので其れで済むはず。僕達は時間制限が気になっていたのと睡眠時間を確保したかったので、並んでいるレストランは基本的に利用しなかった。並んでいても、カフェテリア形式なので絶望的に時間がかかるわけではないだろうと思う。並んでいるかそうでないかは運次第。ただ、特に後半になるとツンとした汗臭さが充満した建物になる・・・。PC内での食事はいろいろ。おいしかったりおいしくなかったり。まあ給食みたいなもの、あまり期待してはならない。最後の方のPCで食べたミートソースパスタは美味しかった。フランスでのパスタは信用ならなかったのだけど、試してみるものと思った。レストラン以外にもサンドウィッチが売っているカウンターが別途設けられている場合もあった。サンドイッチを買って芝生の上で食ったりもした。フランスパンに挟んでいるのでおいしいけど固くって噛み切るのに疲れる。またPC以外では上記のようにマクドナルドがコース上に2件。さらにルディアックから少し離れたところにも。。味はさすがにマック、安定しているので安心。商品も基本的なものは日本と同じだけど、テリヤキバーガーなどはない。個人的にはバーガー類を店内で食べて、アップルパイを背中にいれて補給食にするスタイルがお勧め。寒い時には特に。他にカフェなどもちょくちょく見かける。カフェによく置いてあるクロワッサンは食べやすい上にバターが多く使われているからだろうか、エネルギーにもなりやすいようだ。ただしまとまなカフェやレストランでまともな時間に食べると、かなり時間を取られると思うのでこれまた注意。ちなみに僕達は約2000kcal(二人合わせて)分のエナジーフードを持参してスタート。ドロップバッグにも3000kcal分ほどを入れておいた。少々かさばるがウィダーインゼリーは瞬時に流しこめて味もしつこくなくて便利。また、食事という面ではアルファ化米も役に立った。お湯で20分、水で1時間待てば結構おいしいご飯ができる。なんとなくアルファ化米はおいしくないイメージがあったけど、技術力の向上というのはありがたいものだ。



 ずっと足の裏が気になっていた。いやもう足の裏どころかいろいろと傷んでいるんだけど、靴の中敷きがずれているというかめくれているというか、そういう感覚があるのだ。途中のPCでも見てみたけど中敷きがどうにかなっているということはなさそう。テーピングがめくれているのかなあということにして出てきたのだけど、どうにも違和感が。靴の中で足の指を動かしてみると中敷きがずれているという感覚が確かにある。そこでマクドナルドで食べ終わったついでに靴を脱いでよく見てみる。やっぱりどうにもなっていない。うーん、どうも脚の裏を支える筋肉が疲れてどうにかなっているのが、中敷きがずれているという感覚で伝わってきているようだ。一種の幻痛?これはもう無視するしかない。大抵の痛みは無視するか、痛み止めを飲むかだ。痛み止めを飲むと胸やけもあるていど収まるので二倍オトク。



 店を出てブレストのPCまでてくてく歩いて戻る。自転車持ってくればよかったなーとちょっぴり悔やむが、市街地の商店街にタンデムを置くのも面倒くさそうだから仕方ない。マクドナルドのあるショッピングモール周辺は、道も狭く昼食時とあって人も多くって込み合っていた。まあ、こんな時のために今回はSPDシューズで来ているのだ。てくてく歩くのはロード用シューズより随分らくちんちん。PC近辺はひっきりなしに参加者が走っていて街の交通をボランティアの方々が一生懸命整理している。フランスのドライバーは「おとなしい」運転をするわけでは決して無い(断じて!)がクラクションひとつならさず、罵声ひとつあげず。PBPの最中、そういった場面にはひとつも出会わなかった。運が良かったのもあったろうが、狭い狭い坂道の真ん中をのそのそと登る自転車の後ろを静かに追走する自動車を何度見かけたことか。そして追い抜くときには頑張れよ!ってなるのだ。こんなトチ狂った挑戦だけど、みんなが応援してくれている・・・。

 ブレストの街を走る。PBPの道路は総じて路面が悪くなかったが、やっぱり街中はちょっとナーバスだ。まあ、言われてるほど路面は悪く無いじゃんと思っていたのはタンデム自転車のおかげもあったろう。28cのエアボリュームと25kgほどの自転車重量に二人分の体重。さらにロングホイールベース。大抵の事は勢いで乗り越えていける。真っ暗闇の石畳だろうとまったく気にすること無くつっこんでいっていた。タンデム自転車ならではの面倒といえば、抜重ができないので速度抑制の段差なんかはちゃんと声を合わせていかないとお尻に大ダメージがはいってしまう・・・。そうだ、エアボリュームといえば空気を入れなきゃ入れなきゃと思いつつここまで来た。指でタイヤを押すと少しゆるいかな・・・でもメンテナス場所まで持ってくのがめんどくさいし、メンテナンス待ちの時間がもったいない。いきなりパンクするほど酷い路面にも遭遇しなかったし、もう少し先まで行ってみよう!



 ブレストの街も、そこから抜け出てもアップダウン。下り、登り、下り、登り、と同じ視界に入る苦痛。ここまで来て、残り半分この調子のこのコースを走りきれるのかどうか。走りきれるとは思う。思わないとやってられない。本当に完走できるんだろうか、と口にしつつ絶対やりとげられると思っている自分がいる。でもどういう状態になって走り切ることになるんだろう、これから僕らがどうなるか想像もつかない。けれどもここまでのことだって想像できていたわけじゃない。細君は何も疑っていない。ともすればネガティブ発言を繰り返す僕をケ・セラ・セラと歌で答え続ける。

 延々と下り、登り、下る、さらに登る。ブレストの隣町はちょっと小奇麗な川沿いの町だ。参加者たちも立ち止まって記念撮影したり、カフェに立ち寄ったりしている。和やかなひとときが視界に入ってくる。交通量はちょっと多い。ブレストからしばらくは往路とは違うコースになるのだけど、大きめの丘を登ったところで元のコースへ戻った。元のコースへ戻ると、対向車線にはこれからブレストへ向かう車両が続々と続いている。なるほどこれが・・・と5000人以上という規模を思い知らされる。僕らのスタートは午後5時半だったけど、最終スタートの組は翌朝午前5時(一般車両制限時間84時間の部)から始まるはず。スタート時点でゆうに12時間ほどの差があるわけだ。タンデムやリカンベントなどの特殊車両もみかける。この時間にここを走っているようではタイムアウトだろう・・・と思うが、考えてみれば僕らのスタート時間とは違う特殊車両のスタート時間もあったはず(制限時間も違う)なので、それなのかもしれない。特殊車両の中で特に珍しいのはドイツから来ていた三人乗りのトリプレット。フロントにはオートバイのカウルをつけ、リアのホイールはディスクという空力特化した仕様。さすがに横風に弱くなりそうだが、タンデム車を上回る全長と重量によってそんなことは気にもならぬのだろうか。乗員も屈強なドイツ青年たちであった。もうひとつ不思議な車両はリカンベントタンデムのバックトゥバックと呼ばれるモデル。これは背中合わせに二人が座るというもので、つまり一人は後ろを見続けるわけ。怖くないんだろうか、下り坂とか・・・。


※カフェに入りつっぷして少し寝た。


※町のカフェでのむコーヒーはおいしかったよ。紅茶党の僕が言うから間違いない。

 再びあの峠を登る。やっぱり斜度は緩いが長い。朝に通ったときには霧で何も見えなかったけど、今は晴れ渡っていて遠くフランスの平野を見渡していけるのは幸い。しかも行きよりもずいぶんと短く感じた。頂上付近には付近の住民の人たちだろうか、車をあちこちに停めての大声援。アリガトウ、アリガトウと手を振りつつ通過していく。こっからは、長い長いダウンヒル!自転車の上に伏せて回し倒し時速70km以上まで加速。そっから重力にまかせて突進開始。行ける時に一気に距離を詰めないと・・・!



 ここらあたりのコースも行きとは違っていて大きく登って大きく下るようなパターンが何度か。84時間クラスのオダックス埼玉メンバーに追いつかれ始める。下りでは速いねーという言葉をいただくが、それ以外ではまったくついていけるどころの話ではない。下りと平坦を利用して次の登りまで時速60km弱をキープし続けたところもあったのだけど、上りに入った瞬間に後ろにくっついてきたサイクリストたちから「メルシー!」「サンキュー!」「グラーチェ!」と国際色豊かな感謝を投げかけられ使い捨てに・・・。まあ、国際貢献ここにありということにして・・・。下りでは「ON YOUR LEFT!(左通るよ!)」を連呼し、登りに入った瞬間、毅然とした姿勢で右によるというハンドサインを出してインナーローでくるくる回しながら端っこに寄って、追い抜いてきた人々全てにじゃまにならないようにして追い越される。それがスマートなタンデムライディングです(嘘)。

それでは、しばらく広大なフランスの大地をお楽しみください。




つづく
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