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【落武者魂】 2011年のパリ・ブレスト・パリ。 はじまる

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2011年のパリ・ブレスト・パリ。 はじまる

 当日の朝。なんだか雨が窓を叩く音に起こされたような感じ。目を覚ましてみるともう雨はほとんどあがっていて、しかし雲はどんよりと重そう。Twitterでは深夜に雷雨だったとか、豪雨だったとかそういう話が流れていた。いずれにしろ、今日はchance of thunderstormなはず。天候の不順は仕方ないけど、出来る限りその悪化は遅れて欲しい。できれば天気予報がまた外れてしまってもらえるとありがたい。ちょっと早めに朝食を取り、ちょっと早めに昼食を取り、夕食代わりの軽食をとってスタートというのが計画であったので、細君を起こすとゲホゲホ咳き込んでいる・・・。のどが痛い関節が痛いと言い出す。この期に及んで言い出す。おそらく昨晩に花火の音につられて風呂にも入ったにもかかわらず見に行ったせいで湯冷めしたんだろう。だから行くなと言ったのに。腹が立つ。

 どうしようもないので「それは風邪では無い、ホテルの空気は埃っぽく乾燥しているからそういうことになるものだ」という洗脳をして前の日に買ってあったものを食わし、風邪薬を飲んで寝かせる。体調も悪く観光の疲れもたまっていたのだろう、風邪薬効果もあってすぐに寝付いたようだ。今日は夜通し走るからできるかぎりスタート間際まで寝ていれたほうがいい。僕も寝ようとするけど、なかなかそうもいかない。ベッドに体を横たえてじっとして過ごすのみ。昼ごはんを早めにしたかったけど、少しでも長く寝かせてやろうと12時過ぎに起こして食べに行く。

 ホテル裏のクレープ屋だったが、案外うまかった。食べていると早くもスタートへ向かうのだろうサイクリストがちらほら見える。僕らは一旦部屋に戻り、またしばらく休む。2時すぎになって起き上がり、準備を開始。ウェアを着こもうとすると、長袖アンダーと長指手袋がない。ウェアを入れた袋に書いたチェック項目を見ると、たしかにその二点は「入ってないから後で入れろ」という風になっている。この期に及んでそれに気づく。ヤバい。フグレンジャーたる自分が半袖ジャージだけで北フランスの夜間を乗りきれるのだろうか。しかもサンダーストームの中を。ううむう。しかし無いものはいくら探しても無い。スタート地点に出店が出ているかも知れないし、その数キロ先にあるスポーツショップへ行ってもまだ間にあう時間かもしれない。微妙だが。やばい、考えてみれば空気も入れてない。昨日携帯ポンプで適当に入れたっきりじゃん。うーん、スタートかどっかにフロアポンプがあるだろう。そこでいれればいいや!



 風邪っぴきを主張するストーカーと、忘れ物大王がキャプテンをするタンデムがスタートへ向かう。スタート地点は既に大勢の・・・掛け値なしに数万人を超えるエントランス(フジテレビ調べ)が轟々と唸りを上げてスタートを待っている雰囲気。どうにも出店なんかないようだなあ。あっても買いに行けるのか?ショッピングモールまで行くにはちょっと時間が厳しそうだが、とりあえず僕らのスタート地点はどこになるのかを聞いてみようと近くのスタッフに声をかける。すると「俺にまかせとけ!」って感じでものすごい人数が並んだ列をずばずばと切って僕らを前に出してくれる。というのも僕らの自転車、タンデムはSpecialカテゴリ(特殊車両部門)なので、早めのスタートなのだ。なので一般のロードレーサーよりも前に行かないとならない。そういうわけで一般車両(申請制限時間90時間クラス)の人たちをかき分けて前へ。時々日本の参加者から頑張れよ!というような声がかかる。頑張るよ!みんなもがんばれな!



 Specialカテゴリの待機場所へたどり着いてから自転車を置いて出店を探しに。ちょうど一般車両(申請制限時間80時間クラス。超速い人達)がスタートしたようだが見えない。そしてやっぱりウェアを売るような店はないようだ。しかたないので並んで水だけでもボトルにもらう。自転車へ戻る頃に僕らのカテゴリに移動が始まる。僕らのカテゴリはタンデムと寝そべったスタイルで乗るリカンベントというタイプの自転車が多い。それにカウルのついたストリームライナーやヴェロモービルと呼ばれる車両、三輪車、その他謎の人力車両。基本的には空気抵抗的に有利だけど、重量のある車両が多いクラス。速度の乗り方や、コーナーでの挙動が一般のロードレーサーと変わってくるので別時間のスタートになっているのだろう。普段は特に問題になるものではないけど、数千台が一斉に走るとなれば其れも仕方がないことなのだと思う。



 長くもない待ち時間なのだけど、やたらと長く感じるのは緊張のせいか。皆も暇なんだろうな、観客と一緒にウェーブが始まったりする。そしてすごく暑い。25度以上はある。天気予報ではThunderstormだけど、そうはとても思えない。むしろこの暑さのせいで大気の状況が不安定になり雨になるのか?けれども空を見上げると理想的な快晴でさっぱり雨の来る気配はない。とにかく今は暑くって、日陰がほしいがスタート待ちのこの路上ではそういった場所はない。緊張からか暑さからかわからないけど、喉が乾いてならない。ふと見ると、となりにいたスウェディッシュの若者がカメラを持っていたので、撮ってあげた。スェーデンはすごく山岳が多いんじゃないの?と聞くとそうでもないですよ、日本はどこも山なんでしょう?とものすごい北欧なまりで返ってくる。彼のリカンベントには木製のリアカウルがついていてまるで船のよう。随分あとでPCで会った時に「家具みたいだな、あれ」と言ったら喜んでいろいろと話しだしたが北欧訛りがひどくって殆どわからなかった(w



※スタート前後の様子いろいろ





つづく
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