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【落武者魂】 =☆= Big Sur 600km全部盛り -1-
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落武者魂

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=☆= Big Sur 600km全部盛り -1-

 2008年にブルベの世界に片足をつっこんでからいままで、思えばまさに「いろいろあった」日々でした。環境に振り回され、状況に棹さし、それでもなお自転車にのることだけは続いています。僕は自転車にのるのが好きなんでしょうか?どうなんでしょうね?そうでもない気もするときがあります。早起きしたくないしなあ。走りだしてしまえば楽しいのだけど、走っているうちに嫌気がさしたり。さて、2010年の自分にとってのブルベシーズンが終わります。この3年、どんな天の采配なのか日米のブルベをかけもちで走ってきました。日本の政権交代以降のゆらぐ日米同盟の背景があっても、なお両国の架け橋たらんとしてこの過酷なスポーツに挑むその姿に誰もが目頭を熱くしたといいます。まさにこれは「全米が泣いた」というレベル。僕もなんども泣きそうでした。もう走りたくない、走りたくない、つらいつらいと。



 2010 PCH Randonneurs主催 BigSur600km。これが2010年の僕のブルベの総決算。この1年、このブルベのことばかり考えていた気がします。薪に伏し、肝を嘗めるがごとくの気持ちでこの日を待ち、本当はものすごくメンド臭かったけど周囲に行くよ行くよといいまくって退けない状況を作り・・・そしていまは抜け殻のような気持ち。苦節40時間、それでもなお走り抜けて参りました、さあ自分語りしていただきましょう、「BigSur600km」!

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準備その他

 Big Sur 600kmのコースはサンフランシスコの南方の町Salinasからロサンゼルス北の町Moorparkまでの一本道。去年のコースとほんの少し変わっているのは大きな山を迂回するようになっていたりすること。特徴的なのは350km地点から410kmまでくるんと小さなループを描くこと。このループはLompocというPCを起点終点としていることから「Lompoc loop」と皆呼んでいた。おそらくはここを越えられればこのゲームはクリアできるに違いない・・・。


Lompoc loopまで


Lompoc loopから

 Salinasまではレンタカーで向かう。Salinasのハーツのレンタカー事務所は午後6時頃にしまってしまうのだけど、自動車の返却は24時間うけつけてくれる。だからレンタカーで宿泊施設ーーースタート地点がSalinasのRAMADAというモーテルなので便利ーーーへ向かい、荷物一式降ろした後にクルマを返却というのはあまり心配しなくて良い。ただ事務所からモーテルまで10km近くあるのでタクシーを呼んでもらう。ちなみに去年はアムトラックで輪行した。今回の参加者もいろんなところ(フロリダなど遠くの州からも!)からいろんな手段で集まってきていた。Salinasの駅も近いし、ローカルな空港もあるので便利な場所ではあるのだ。それでも、なかにはすでに1000km近くを自走してきているクレイジーガイも・・・。


・コース担当のVickieさん


・日本から持ってった。でかいよなあ。

 なお、RAMADAの近くにはレストランは一軒しかない。クラシカルなアメリカンレストランなのだけど、味は悪くなかった。治安は良くない街なのだそうで夜歩きは避けるべきとのこと。まあ、そもそも朝早いのでさっさと寝たいんですけどね。

 安宿RAMADAで朝を迎える・・・。というかまだ深夜なのだけど。スタート時間は4時半。ようやく4時過ぎからRAMADAの駐車場に人が集まりだす。僕らも白い自転車を部屋から引き出して・・・。そう、「僕ら」。今回のこのBig Sur 600kmにはわざわざタンデム自転車を持ってきたのだ。去年、このコースを走って「こりゃタンデムにはむかねーな」と思っていたのにもかかわらず!栗家し繰り返しのアップダウンに「もっと軽い自転車がいい!」と思っていたのに、よりによってキャリア付きスチールのタンデム自転車!しかしあれから一年、僕は強くなったはず!だから、きっと大丈夫!他にもっといい自転車があるんならなんでこんなとこまでやってきたんだ!それに、いまここに僕にはタンデムしかないんだ!だからこれが一番いい自転車なんだ!

 嗚呼、タンデム!つまり二人乗りなわけです。僕以外にもうひとり搭乗員がいるわけです。というわけで我が細君の登場です。いやがっているのをなだめすかし引っ張ってきました。自転車の経歴はいつまでたっても浅く、ひと月に一回乗るか乗らないか、そして長距離の経験は今年は200kmまで。過去にタンデムで300kmと360kmも走っていますがそれも遠い日の思い出。いまだに変速のやり方をちゃんと覚えてないし、驚いたのはスポーツ自転車のチェーンは汚れないと先月まで思っていたこと(そりゃオレが清掃をやってんだよ)。そんな人が後席に座ります。そしてそれなのにいきなり600km。でもきっと大丈夫、大丈夫だよう・・・。だってもうここまで来ちゃったんだから・・・

 ドロップバッグをスタッフに渡す。バッグにはLompocでの着替や痛み止め、補給食などを入れる。他にタンデム自転車「さくら号」のキャリアに取り付けたトランクバッグに薬と防寒装備をつっこんである。キャリアによる荷物積載の容易さがさくら号のよいところ。この週末の気温はやや高めということだけど(30度くらいになるだろう)、夜間は冷え込むに違いない。だから分厚いウィンドブレイクジャケットを用意。新聞紙も用意しておく。新聞紙を腹に入れると風よけになり、さらに汗も吸い取ってくれるのでいろいろと捗るのだ。そしてLompoc loopはきっと漆黒の世界でなおかつ寒冷なライディングになる。そこが山場か・・・。




・なんかかっこいい

 ブリーフィングはあっさりと。あまり早く走るとPC1に指定されたお店は開いてないので、少し待つことになるよ、とかそんな感じ。英語力の問題であまり聞き取れないけどスルー力を発揮して気にしない。ブリーフィングを担当するのはコース担当のVickieという女性。かなり強いライダーなのだけど、半年くらいまえに大落車して腕をぼこぼこに折ったりしたとのことで、最近ようやく自転車に復帰してきたらしい。「ここにボルト、ここにスチール、ここに・・・」と補強材が入った腕を受付の時に見せてくれた。その腕では上体を支えられないとのことで、今回はリカンベントでの参加。なので後半のコースの山が削られたという噂(w

 見渡せばリカンベントでの参加者はけっこう多い。けれども、いくつか持たせてもらったら驚くほど軽い。僕が普段使うスチールのバイクより全然軽いのでむかつく。タンデムは僕らだけ。タンデム・日本人ってだけで受けるのでなんだか満足です。



 それではさて、行くとしますか・・・。

 続く
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コメント

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わくわくしますなー!
ディスクホイールのリカベントもクールですね~。
続き楽しみにしてますっ!
2010/10/21 【ピクサー】 URL #- 

* 複座の騎士

いつも敵機に真正面から向かって行っては返り討ちに逢う「双発の騎士」という話を思い出してしまいました。「これが本当の戦いだ、騎士の戦いだ!」
2010/10/21 【ささき】 URL #- 

*

SalinasからスタートしてLompocまでくるとは恐れ入ります。それにしてもSolvang Autumn Doubleとコースが結構重なってますね~。早く続きが読みたい!

2010/10/22 【Aki】 URL #vF6dOJDI [編集] 

*

>>ピクサーさん
リカンベントかっこいいですよねえ。しかも本当に超軽いんですよ。欲しいけど置く場所ないしなあ。

>>ささきさん
ぱくんに戦場まんガンダムを読ませてもらってその世界にはまりそうです・・・。

>>Akiさん
いつかデイビスtoベンチュラ片道1200kmブルベを開催したいという話でした。豪気ですよねえ・・・。
2010/10/22 【さとう◎】 URL #- 

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