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【落武者魂】 天国なんか無い
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天国なんか無い

 南カルフォルニア郊外に暮らしていた頃「自動車天国」として知られているあの土地が、これほどまでに自転車通行に努力を払っているかについて驚くばかりだった。どの街にも自転車レーンがひかれているし、自動車は自転車を煽ることも少なく、土日ともなれば老若男女(むしろ年配の男女が非常に多い)が大挙してあらゆるところを走っている。日本では「高速道路の脇を自転車が走れるようにすればいいのに」という冗談がでるが、それだって冗談ではなく現実に行われている施策。18輪の超大型トレーラーが100km/hでバンバン走り去るフリーウェイの路肩がBIKE LANEとして供用されている場所もいくらでもある。横断歩道に人がいればほとんどのクルマが止まるしね。

 それでも自転車に乗らない人にとっては「自転車ウザイ」だし、サイクリストは「これほどクレイジーなドライバーだらけの場所はない」というし、自転車雑誌は「都市計画者は本気で交通安全について考えていない」というような8ページにもわたる記事を載せる。

 近々、NHKだかでオランダの自転車社会の番組をやるんだという。その番組がどうなるものかは知らない。でも、オランダとかデンマークってよく自転車立国、成熟した自転車社会としてよく語られる。でも、彼ら自身の実態・実感はこういうものなのだ、という記事をとあるブログにみつけた。

・おこちゃまといつもいっしょ
地域:コペンハーゲンでの自転車の安全な走行とは? ? 自転車に乗ることを恐怖とする宣伝や報道について

デンマークで自転車に乗ることはいまよりもいままでのほうが安全ではなかったと私が言うと、父兄のほとんどみなが呆然としていた。事故にあう可能性は私たちが若かった頃よりも少なくなってきている。特にすばらしい自転車レーン網ができたために、どこへでも行くことができるようにさえなっている。

デンマークで交通での危険に関してマイナス面に考えてしまう傾向がある、この単純な事実があるのは驚きだ。まったくそんなことはないのに。”意見を通すために恐怖を利用する( fear-mongering )”組織が、私たちの自転車文化をはじきとばしてしまっている。パパママから怖いという話を直接耳にすると、彼らはかなり成功しているんだなと思う。

#上記URLよりデンマークについて一部



• ここ10年でより多くの女性が仕事を持つようになり、自動車の所有台数が増加した。母親は子供を学校へ自動車で連れて行く。そのため学校近くで交通量が増えて危険だからと、誰もが車で子供を連れて行く悪循環が起きている。

• オランダでも自転車に乗らない人も多い。「交通問題としての自転車利用の環境整備は終わっても良い」「自転車は危険」「雨の日は不便」「自転車は時代遅れ」と思い込んでいる人に説得することは困難である。



#上記URLよりオランダの記事について一部



 ずいぶんと昔の話だけど、ドイツの交通事故調査・対策システムにかんする調査記事がカーグラフィックに載ったことがあった。ドイツでは交通事故一件一件を事細かにデータ化し、分析し、それによって自動車開発や都市計画に反映するための公開機能があるのだとかそういう記事。その最後に、記者が「ドイツは官民一体で問題に取り組んですばらしい、日本では・・・」みたいな質問を投げる。ドイツ側の担当者の答えはこんな感じだった。
「ドイツの官僚機構がそんなにすばらしい協力的なものであると思ってらっしゃるのですか?そんなことがあるわけない。ゼロから皆で働きかけ、自ら動き、皆の協力を盛り上げて時間をかけてようやく創り上げてきて、そして一生懸命運営しているのです。誰かが用意してくれたわけではないのです」
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