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【落武者魂】 エクストリーム・エンデューロ・スポーツ
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エクストリーム・エンデューロ・スポーツ

 最近、立て続けに超人的な耐久競技の映画を見たり本を読んだりした。映画はDVDだけれども「BICYCLE DREAM」という自転車モノ。これをz氏宅に集まってプロジェクターの大画面で。BICYCLE DREAMは2003年だかのRAAMを追ったドキュメンタリーフィルムで、参加者の中からソロ参加の5人ほどに焦点をあててスタートからゴールまでを追っている。RAAMというのはRace Across AMericaのことで、南カルフォルニアの都市(このときはサンディエゴ。現在はオーシャンサイド)から東海岸のどこかの都市(このときはアトランティックシティー)までの4800kmを走破する「レース」。時間制限は12日間だけど、トップから48時間遅れると失格扱いという厳しいものだ。これをソロのトップは9日程度、チーム参加だと6日くらいで走り切るという。

 ルールもブルベなどとは全く違うようで、ソロといえどサポートスタッフもあわせた総力戦の様相。メディカルスタッフやマッサー、マネージャーなどもライダーと共に(眠らず)戦う。例えば、とある参加者のサポートカーのボンネットにはランチア・ストラトスのサファリ仕様のようなライトが並び、さらにメガホンのようなスピーカーまで。ライトは夜間走行時に後方から照らすためのものだろう。そしてスピーカーでライダーへ指示や応援を行うのだ。

 初めは陽気な参加者たちも後半では目付きも変わり、言動も厳しくなっていく。そこまでしてなぜ走るのか、RAAMとは何なのか、カメラからの問いに彼らはどう答えるのか、そして見る人は何を思うのかも見所。いったいどうしてこんなことをしなくてはならないのか。得られるものと差し出すものは釣り合っているのか。あまりに雄大なアメリカ大陸の景色の中でもがきあがく人間はちっぽけだけどデカイ。




 本のほうはT氏からオススメがあった「Born to Run 走るために生まれた」 。自転車ではなくラン、それもフルマラソンを超えるウルトラマラソン系のルポ。ウルトラマラソンかつトレイルランなのだけど、Wikipediaによれば「日本国外のウルトラマラソンでは、舗装されていない道を走らされることも珍しくない」とのこと。翻訳ものということもあって多少調子がだるいところもあるけども、導入をすぎればだんだんと物語の流れがでてくる。

 現代のランナーたちと走ることを伝えてきたインディアンの部族のランナーたち、そして様々な走ることに関するエピソードが連ねられ、伝説的なカッパーバレーでのウルトラマラソン開催まで語られていく。途中の走ることに関するエピソードも雑多で、超人的なものもあれば、生物学的なものもあり、スポーツブランドの歴史があればマラソン史のようなものもあり。読んでいると50miles(80km)なんか短い気すら・・・。要は人間は原初から走ることがよろこびなのだということなんだと思う。

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 どちらも「こうしたら速くなる」「耐久するためのHOW TO」「故障や痛みへの具体的対策」みたいなことはほとんど何も語ってくれない(「Born To Run」は足が痛いのだけど、どうすればいいの?から始まるのだけど)。走ることに対して、ただ走ることが回答となっている、そんな作品たちであった。


RAAM - Race Across AMerica
Copper Canyon Ultra Marathon
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