アクセス解析
【落武者魂】 BRM703 落武者る その壱
FC2ブログ

落武者魂

L  O  S  T     S  Q   U  A  D  R  O  N  .

カテゴリ

検索フォーム

BRM703 落武者る その壱

 前週の静岡をDNSしたことがなんとなく心に残りながら「いや、あのブルベは走らなくてよかった」と思う僕がいた。でも、今週だってしっかり十分極悪なブルベ。なんでもかつては「厳しすぎてブルベコースに適していない」とされていたとか何とか。標高1400メートル級の山がふたつ。標高2200メートル級がひとつ、1000メートル級がいくつか。そして天気は夜間に雨ときた・・・。今回ばかりは鉄血長征号(デローザ ネオプリマート)はやめようかな・・・。スッピンにしてカーボンバイクのアイドルとの重量差が4kg近くあるというのは知らなければよかった事実。そういって鬱々と考えていたのだけどふと思った。そういうふうに事前にいろいろ情報が入ってきちゃうのがよくないんじゃないかな。ほとんど何もわからず、出たとこ勝負で出ていた去年のブルベのコースだってけっこう酷かったぜ。見ろよこれなんか650kmで9000メートル登ってるじゃんか・・・こっちも登りっぱなしで400kmまで20時間で行けてたみたいだし・・・何事も頭でっかちはよくないんじゃないかな。ウーゴを信じるんだこういう時は。ちょっと前まではトッププロだってみんな鉄の重っちぃフレームで山ぁ登ってたんだ。オレみたいな素人にはそれで十分。いくぞ鉄血長征号!負け戦にむかって進軍だ!目指すは突破撤退戦。渋峠を越えて雨中敗走の覚悟で参加するのだ・・・!

 当日朝・・・。午前3時ごろに集合場所に到着すれば4時のスタートには余裕だな。自宅からは1時間ちょっとかかるらしいから午前3時に出れば大丈夫、という謎な計算のもと起床。クルマに乗り込むまでその過ちに気づかない。結果、到着はみんながスター卜しきった午前4時5分くらい。スタート申請や車検などをしていると・・・kskさんとたけさんが来ました。たけさんは6時発ということで、kskさんと一緒に4時30分前にスタート。今日の戦略は最初と最後の60kmくらいある平坦、ここを活かしてはじめに平均速度を稼ぎ山岳での遅れの保険をかけておく・・・予定だったんだけど・・・いきなり30分のビハインド?



 夜明け・・・そして



 このころは皆楽しそうだった、うれしそうだった。走るのって楽しいと素直に思えていたね・・・。

 二度上峠に入る頃に単独走へ。群馬の平野部からだらだらと1400メートル近くまで登り続ける。雲が厚いおかげでそれほど熱くもなく・・・雨の雰囲気も今のところはない。斜度もひどくはなくただ長いだけの坂が続く。ところで、なにこれ?群馬海軍?榛名湖に配備されてるの?



 こまかく距離を示してくれるのは悪くないんだけど・・・小数点以下2位まではいらないんじゃない?



 Unpaved!聞いてないよー



 なんだかB級の突っ込みどころ満載の二度上峠、終了。ダウンヒルは記憶にありません。北軽井沢のPC1へ到着すると埼玉スタッフグループが出ていくところ。時間貯金は1時間半くらい。まあ、なんとかなるかな。よくわからないけど・・・。30分ほど補給などで過ごしていると午前6時発の人たちがちらほら現れる。人間を超える領域に踏み込み始めようとする人たち。あるいは超えちゃった人。

 北軽井沢からもしばし下り続け、標高600メートルくらいから登り返し。まずは草津まで。この登りが結構きつい。草津という有名観光地なのにアプローチ道路はけっこう厳しく車通りも少なくないので気苦労も。他の参加者に「大丈夫ですか?」と声をかけると「体は大丈夫です。心は折れそうです・・・」と返ってきた。体が大丈夫なら大丈夫だろう。足切りにあわないようにね・・・と思いながらひとり「ツール・ド・草津」始まります。



 ひとり・・・応援してくれるのはGPSだけ・・・。がんばれって言ってくれる。



 きばれって言ってくれる・・・。



 自然は時に厳しい。この勾配の坂を延々と・・・日本国道最高地点まで登るのに・・・息を吸うなと毒ガスを噴霧しやがる・・・。



 とっくに森林限界など突破したさ。



 世界がゆがんでいる・・・。



 だけど、自然はときに美しい・・・。



 自分の限界はまだ先にあったようだ。僕はただの貧脚サイクリストだが、登らねばならないから峠に立つ。走り切らねばならないから走り続けよう。そうすればもう少し限界を先延ばしすることができる。いくぞ鉄血長征号、限界を観に行こう。



 渋峠のダウンヒルはダイナミック。ただ、中央車線を割りこんでアウトインアウトをしてくるクルマがいて超怖い。ちゃんと曲がれよアクセル踏むだけで登ってこれるんだろう畜生。そういえば、登りでランチア・デルタの集団をみかけた。全部エボルツィオーネ以降のやつだったが、さすがに8vとか16vは維持するのが難しいんだろうな。まあ、どのみちエヴォがいっちゃんかっこいいし。



 道は一気に細くなり、これが奥志賀林道か。腹もへったのでジェルをちゅーちゅー吸う。人里離れて久しいけど、渓流釣りなのか駐車しているクルマはちょくちょくみかける。また、道もそれほど悪くないしうねうね度合いも少ないので走りやすい。それはそれとして、どんどん下っているのはいいけど、PC2までけっこう登り返さないとならんぞこれは・・・。まじかよ。どのくらい時間の貯金は残るんだ?

PC2は牧場の駐車場。タイムアウトまでまだ1時間ちょっとはあった。時間を稼げてもいないし、遅れてもいない。ここはコンビニなどではないのできっちりした補給はできないものの、用意されていたお菓子をぱくぱく食う。本当は「ぱく」しか食ってはいけなかったらしい。ごめんなさい・・・。さあて、ここで200kmは超えた。後半分。なんだ、けっこうちょろいじゃんかよ。

 と心の底から思えなかったのは「雨」の予報があったから・・・。

 つづく


※応援ありがとうございました!
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿








 ブログ管理者以外には秘密にする