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【落武者魂】 Fleche 新撰旅行団、東京へ行く Gruppe Shinsen, Go Tokyo

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Fleche 新撰旅行団、東京へ行く Gruppe Shinsen, Go Tokyo


渡良瀬CRを抜け


PC2では思わぬ応援を得て

 いままさに東京へ入る新撰旅行団の5人。PC3で僕はフグバッグにしまっていた長袖ジャージを取り出し羽織る。日陰に入るとちょっと冷える感じになってきた。とにかくここからは交通状況によく注意するように話をして都心へ。やっぱり東京の東側は走りにくい。殺伐とした雰囲気がみなを黙らせる。信号によるストップ&ゴーの連続はマシュー君にはかなりつらいようだ。あまりトルクをかけて痛みを引き出すことのないようにとするするっとした加速をしているようで、信号ごとに遅れをとってしまっている。それでもなんとか隅田川を越えて浅草へたどり着くと雰囲気が変わり、若干だけど走りやすくなる。大型車が減ったからだろうか。



 そのまま日本橋を渡り、銀座へ。ここでは歩行者天国のために裏の道をベンツやベントレーと張り合いながら進まざるを得ない。やがて歩行者天国が解除されたので、残りの銀座通りを無人の荒野を往くように突き進む。銀座とランドヌール、すばらしい取り合わせだ。虚飾の街よ見よ、この体ひとつで夜を徹して走りぬく阿呆どもたちを。





 新橋、品川、と抜けるころにメーターは200kmを示す。このあたりからPさんが前へ出たそうな気配。なんでも15号線は路面がよいから好きなのだという。また、このくらいの距離から調子がでてきたというので前衛を任せて車掌へ戻ることに。横浜はみなとみらいを通過、ここで進路を変えて上大岡へ向かう。上大岡周辺の道路が混雑的には最悪なはずだと思っていたが、まさしくそのとおりであった。そこを抜けるとだんだんと走りやすくなるが、だんだんと高度もあがる。それほどのものではないが、三浦半島の背骨を越えるあたりだ。このままいけば鎌倉で1時間半以上の余裕が得られるかなあと思っている矢先にパンク発生。結局鎌倉のPCへたどり着いたときには1時間の余裕しかなかったが、近くにあるデニーズで休むことにした。9時過ぎ。ここで座って晩飯を食いましょう。



 さとうノートでは鎌倉を10時にはでなくてはならない。食って飲んで9時半を回っていたが、多少の遅れは何とかなるでしょうということでちょっと目を閉じて休みましょうということにする。すごくうまくいけば、沼津かその先でファミレスを見つけ、夜明けを仮眠とともに迎えることができるかもしれない。けれど、このままいくとおそらく”誰も寝てはならぬ”ということになってしまうだろう・・・。



 結局10時をやや回ったところで鎌倉をでて湘南を一路小田原に。自分のライトの明かりを見つめているとほんの小さなものだけど雨が舞っているっぽい。あるいは海岸から漂ってきた潮の微小な波濤なのか。小田原についたのはちょうど12時。これは完全にさとうノートの通り。ここから箱根新道を登り始めることになる。今回の旅の中でもっとも心配していたのが箱根。まずその坂道としての強度。おそらく奥多摩周遊程度であろうが、すでに300kmを走り疲れの出ている新撰旅行団には楽なものではないだろう。次に寒さ。この日は結構天気がよかったので放射冷却の勢いも強いだろう。それでも朝の日光より寒くなるとは思えないが・・・。そしていわゆるローリング族。いまだにそういうのがいるかどうか知らないけど・・・と思ったらいた。深夜の温泉観光地をスキール音と排気音で切り裂くその集団が。僕らはその脇をえっちらおっちらと登る。向こうの阿呆どもとこっちの阿呆どもとの一番の違いは、向こうはぬくぬくとした暖かい部屋の中でちょっとしたミスでこっちを殺せるってことだな、とか思いながら。



 PC4は宮ノ下。富士屋ホテルのやや下にあるコンビニだ。ここまで登ると相当寒い。トイレへ行ったり、フリーペーパーをおなかに突っ込んだり。食欲は相変わらず少ない。マシュー君はなぜかアイスクリームを。Lさんまで・・・。いやもう気温0度くらいだと思うんですが・・・。Pさんは寒さと疲労にやられたのかちょっと顔色が悪い。もう少し行けば芦ノ湖へついてそっからは大きなダウンヒル。さっさとこんな場所からおさらばしようよ。

 「もう少し」では全然なかった。このPCは最後にショートカットを防ぐためにいれたのではっきりわかってなかったのだけど、登坂まだ半ばだったのだ。ローリング族がだんだんと増えていき、気温は下がっていく。-1度、-2度。救いはさすがに国道一号だけあって照明が明るいことだろうか。道路の照明と宿泊施設の照明と。かっとんで行くクルマを見ながら、80年代末からの自動車の高性能化と低廉化がたどり着いた先がこの光景ならば、たしかにその道はどこへも続くことはなく、誰も幸せにはしなかったんだなと感じてしまう。





 国道一号最高ポイントを越える。しんと静まり返った芦ノ湖湖畔へたどり着くと駅伝でおなじみのゲートを左折。もう一回小さなのぼりをへて沼津へのダウンヒル。これがもし陽光の元であればどんなに楽しいことだろうか。零下の気温で高度800メートルからのダウンヒルはただひたすらに「寒い」。Pさんは僕と同じで寒さに耐えがたいようでゆったりゆったりと降りている。車が迫ってくるのが厄介だけど、道幅もあるので危険を感じることはない。僕はGPSの表示を高度計にしてとにかくくだりが終わることを祈る。ある程度降りるとRさんらと道の広いところで集合して再スタート。すでに高度は半分を過ぎている。もう気温はプラスの範囲のはずですよ、とPさんに告げる。この気温になればフグジャケットは完璧にその仕事を果たし、むしろ暖かささえ感じるほどだ。そんなときに対向車線にブルベ的装備のサイクリストが登ってきているのを見てお互いに「がんばってくださー」と声を掛け合った・・・。って、こんな時間にこんな場所で・・・いったい何者?

つづく
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