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【落武者魂】 LA600:2

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LA600:2

  
 


 終わらない続いていくサバイバルダンシングしながら、「あと5kmなのに」と登り続けます。水が、、、なくなってきたよ?気温も絶賛上昇中(標高があがっているので助かってますが)。ところどころで「サラサラ」という音が聞こえます。水かな、と思うと道ばたの斜面(というか崖というあ法面)が崩れ続けていて砂の音がしてるのね。日本だったらコンクリ吹き付けなんかして抑えちゃうんだろうけど、こっちではそのままむき出しだから崩れ放題落石し放題。空き缶くらいの石がゴロゴロしてたりします。もろいからクルマで踏めばくだけるんだろうけど、ダウンヒル中に自転車で踏んだらやばそう・・・。

 さて、水を無駄遣いしないようにしながらも、きっかりなくなったところで折り返して来た先頭集団とすれ違い。「Very close to!」と叫ばれたので、がんばると本当にすぐ先にCPがありました。標高1500。通りすがりのサイクリストとスタッフが談笑しているところへ突入。時間とサインをもらいます。あと水とクッキー。スタッフとサイクリストの話は「なんでそんなことしてるの?」というようないつものやつで「クレイジーなんだよ」というお決まりな流れ。ぼんやりみていると「おまえもクレイジーなんだぜ!」って言われたので「誰も理解してくれない」と返すと「ほんとにそうだ」と笑ってもらえた。なにせみんな昨日まで「火災地帯を抜けるのにはどのようなマスクが最適か」と議論してたものな。主催(のGregの細君)のLisaが「そのような危険地帯は安全と健康のためにルートにしない」とコメントするまでは。

 

 


 下ります。来た分だけ全部下ります。ふもとまで下るとだいたい200km地点かな。60km以上登って来たわけで、登り返しやひどい舗装なんかを考えても平均30kmで2時間。爽快きわまりない自転車乗りの最高の時間の始まり。

 しかし、ここまではGPSなくても多少の土地勘だけでなんとかなったけど、こっからが心配。心配しつつも、考え方を変えてみれば、もともと最古のブルベライダーたちはサイコン(メーター)すらない時代にブルベをしていたはず。舗装も自転車の性能もはるかに悪い時代に。で、あればGPSもメータも無い今の自分は当時の彼らなみにシンプルです。そして今回はどのようなコースを走るのかも事実上よくわかっていない。キューシートにまともに目を通してさえいない。なんという無駄と虚飾を排したサイクリングなのか。どこへ行く、いつまでに行く、どれだけ走った、いまどのくらいの速度なのか、そんなことさえわからず、わかるのはただ自分が走っているということのみ。

  

 なにかが今心の中で芽生えようとしています。すると一陣の風が吹き過ぎ、キューシートを吹き飛ばしました。僕はそれをひろい、フロントバッグへつっこみます。するとどうでしょうか?もはや道順すらわかりません。ただ、そこに在って風を切る感覚のみが自分の存在を確認させてくれています。今ここに新たな自転車”道”が開かれました。

  

 しばらく走ってたら、迷子になりそうなのでやめました。せめてキューシートは必要です。ベンチュラの町外れまでおりて来たら向かい風になっていて面倒くさく、だらだらとしているとクリスとニコルが追いついて来たので後ろにくっつきます。二人ともPBP完走者です。しかしクリスはほんとうに全ての南カルフォルニアのロングライドに出場しているんじゃないだろうか?そして圧倒的に速いんですが、女性がいると必ずエスコートにつくのでそこが狙いめ。夜間が危ないから女性をカバーしているのだと思うのですが、男がちぎれたときには全然気にしません。エンタープライズ号のように去っていきます。

 ニコルは肩をいためているのか鎖骨を折って回復期なのか、調子が悪いということなのでちょうど僕がついていけそうなペース。とりあえずベンチュラで昼飯を、ということでモールのスーパーで買い物をしてゆったり休みます。

 


 いやーちょうどこのくらいまでが楽しいんだよなー。本当に。

つづく
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