アクセス解析
【落武者魂】 2010年06月
FC2ブログ

落武者魂

L  O  S  T     S  Q   U  A  D  R  O  N  .

カテゴリ

検索フォーム

スポーツタンデムを選ぼう!

 スポーツバイクをママチャリのイメージで語られちゃうとなんだかむずがゆくなっちゃうように、スポーツタンデム(って単語もないけど)を遊園地の「変わり自転車」の感覚で語られちゃうとなんだか気になっちゃう・・・。そんなちょっと自意識過剰なお年ごろのきもちと好奇心から「ところでメジャーどころのハイスペックなタンデム自転車ってどんなんだろう」とぐぐってみました。

キャノンデール
Road Tandem 2
9RT2_wht.jpg

 キャノンデールです。大御所です。他にロードタンデム3があります。2の方がハイグレードってことは「1」があるのかなーと思いますが、ありません。キャノンデールらしくアルミフレーム。リアの三角フレームの部分がちょっとごつい感じがする以外は非常にオーソドックス。仕様的にも一般的なものです。FSAを中心としたタンデム用パワートレーンと、リムブレーキの加熱対策としてのディスクブレーキ。これは標準的な「スポーツタンデム」と言えるのではないかと。お値段は449,000円。キャノンデールジャパンでも取り扱っています。

サンタナ
ビヨンド
07Beyond(e).jpg

 タンデム専業メーカーとして知られるサンタナ。kaz&tomoさんのところのPBPバイクはここのものです。そのサンタナのフラッグシップはカーボンタンデムの「ビヨンド」。ダブルバデッドのカーボンチューブとチタニウムのハイブリッドフレームでアルミなんかより40%軽いよ、とのこと。ブレーキは一般的なロード向けのキャリパーブレーキ。全体重量が13kgしかないんで、乗る人が一人100kgとかじゃなければ問題ないのでしょう。13kgか。すごいな。うちの鉄血長征号(荷物満載系ブルベ用になってるデローザ・ネオプリマート)よりはるかに軽いんですが・・・。お値段は110万円から。

コモーション
マキアー卜
Macchiato10.jpg

 不肖わたくしめの所有するタンデムバイクを作ったメーカー、コモーションであります。タンデムメインですがシングルバイクもラインナップするアルミフレーム系の会社。ちなみにわたしのは「パフォーマンス」カテゴリに位置づけられていますが、このマキアー卜は「レース」カテゴリ。見た目に特徴的なのは、タンデムにして補強のブームが入っていないということ。その御陰が重量はわずかに12kg弱(トポリーノホイール装着時)。うらやましいなあー。これなら坂もぐいぐい登っていけそう・・・。価格は90万円くらいから

カルフィー
ドラゴンフライ タンデム
NewTandemBikeBig.jpg

グレッグ・レモンへバイクを供給していたカーボンバイクのスペシャリスト、カルフィーデザイン。最近では「竹」フレームのバイクを販売していることでもニュースになりました(ネタではなく、評価も高い。意外と売れてる)。重量とかよくわかりませんが、片手でひょいひょいもって歩いているのを見ました。塗装もマーブルっぽくて独特な感じ。基本はフレーム売りなので、他のパーツなどは要相談。カーボンフレームであってもS&Sカップによる分割フレームにも対応します。お値段はフレームで70万円くらいから。

 このあたりのバイクになってくると、タンデムといえども坂をびゅんびゅん上がっていきます(乗り手にもよる・・・当然ながら)。お値段もだいたい100万円前後ですが、ふたり分のロードバイクを買うと思えば・・・高いね、やっぱり。タンデムに装着されたホイールは一般的にはスポーク数の多いものになるのですが、このクラスになると関係ないみたい。パワートレーンはシマノも昔はアルテグラのタンデム用を出していたらしいのですが、国内流通はなかったこともあって入手は極めて困難。FSAのを使うのが一般的です。あとは重量も軽いので一般的なロードバイクむけ部品でOKのよう。もう少しグレードが低くなると、Vブレーキかディスクブレーキになります。

 その他にも・・・
UserTag: タンデム 

BRM605 私を会津へ連れてって2

 さらに南会津の奥へ分け入って行きます。この先のルートは数日前に落石により変更されていてほとんど情報がありません。これもまたブルベ。たぶんそう。主催者はかなりの努力を払ってイベントを実行してくれていますが、こういったアドリブにも対応できることがランドヌールとして大事なこと。たとえ主催者がイベント当日に存在しなくたって、ルート上に大きなトラブルがあったって、それをクリアしていくのがブルベの楽しみ。そういう対応ができるサイクリストであるという認定が「ブルベ」なのです。とかいう話は脇において・・・いずれにしろ一番の山奥は明るいうちに越えられる・・・かな?とだらだらとした登りを登って行きます。途中、大掛かりな橋があり、親柱に「三匹の竜」の頭の像がひとつずつ据えられています。って橋の親柱は四本だよねえ。でも三匹の竜だろ?ってことはどれかひとつは偽者なわけか・・・。

 そんな馬鹿なことを話しているうちに、今日の日の最大の峠を突破。1000メートルを越える峠でちょこっとびびってたものの、気づけばトンネルで旧道のやや下(ほんとうに少しだけ)をくぐる感じで終了。こっからは大胆な下りで下りビビリアーの僕は涙目。道が広くターンもそれほど厳しいのはなかったのは幸いだったものの、途中のY字路に一瞬惑わされたりしたり。やがて迂回路に出るあたりで空が茜色に染まり日暮れ。まもなく夜の帳が下りるでしょう・・・。



 そこからの下りがちょっとばかり難易度高くって、千葉の林道を思い出す感じ。すっかり陽も落ちてしまって時折みかける集落以外では街灯もなく真っ暗。急に現れるガードレールのない急カーブに気づかなければ田んぼへまっしぐらの道があったり、小さい集落の狭い道路をかきわけるような道があったり。交通量も人通りもほとんどないようなところなので、それだけは助かるけどクルマがこないわけじゃないし人がいないわけでもない。そんなわけで緊張感が強いられるわけですね。しかも、このセクションは単純に下り基調というわけではなく、いやらしい感じで小さく登ったりと足の耐久力を細かく削ってくる。うーん、いやらしいねえ(w 心と体に疲労が蓄積されていくよ・・・。



 夜9時ごろ、そんな山間を潜り抜けてPC4へ到着。猪苗代・郡山方面はまさに雨だという情報が入る。道路の警告表示板にもアメという表示があったというので、おそらくは降っているのだろう。でも、なんだか今回のブルベでは雨に会わない気がしていた。おそらくはそこへたどり着くころには雨は止んでいるのだろうな、という根拠のない自信。そして実際そのとおりになった。猪苗代湖の手前で長い上りが待っていたけどなんとかクリアし、湖畔にでると残念ながら月も無い晩なのでただの真っ暗闇。路面はけっこうぬれてたりしたけど、雨はずいぶん前に去ったようだ。あとはとにかくふたりに暗いつくことだけ考えて郡山へ・・・。結局脱落してしまって少し遅れてPC5に到着してエビチリ丼を食す。そして少しだけ離れた健康ランドへ向かう。現在時間は午前1時過ぎだったかな。5時過ぎに出ることにしましょうということで風呂にはいり仮眠することに。僕はバイクに搭載されたフグバッグをはずし、財布などのはいった袋をもって入館。ジャージ以外は靴下手袋にいたるまですべて着替えてさっぱりできるはず。すばらしい。ここまでこのバッグを持ってきた甲斐もあろうかというものだ。

 シャワーを浴びて風呂につかる。生きてるってすばらしい。フレッシュでご一緒した竜胆さんもほぼ同時に到着しくつろぐ。最後に水風呂に両太ももまでつかってリフレッシュ。仮眠室へとむかう・・・。が、仮眠室はけっこうきつかった。なんとも寝られない。リクライニングチェアが空いていたので、はじめはそこで丸まっていたのだけど、まわりの豪快な寝息と誰かの鳴り止まぬアラームの音でどうにもならない。2時間ほどでいったんあきらめ、コーヒー牛乳を飲んで仮眠室へ戻る。こうなったら「俺は寝たのだ」と信じ込む以外にないな、と決意をかためチェアに戻るのはあきらめて仮眠室のはじっこの置き捨てられた毛布にくるまる。そうして・・・なんとか・・・2度ほど「うとうと」した実感あり。これは寝れたのだ・・・と思おう。少なくとも4時間近く体を休められたというのは事実。回復したはず。

 足首近辺に医者からもらった消炎鎮痛剤を塗りこみ、テーピングをやり直して歯を磨く。そしてウェアを着込んで外へ出ると・・・霧がものすごい。近くの7/11で朝飯を食って、出発するも霧のせいでけっこう寒くってモチベーションがあがらない。残り距離270kmほど。近いような遠いような。よくわからないね、本当に。でもまあ、会津田島まで戻れば行きと同じコース。そして会津田島までに大きな峠は一個しかないのだ。



 朝のコンビニで水を補給し忘れていた僕は二人と別れて自販機で水を購入。そこからしばらくしたところが鳳風峠なる峠の入り口。国道のしっかりした道なのだけど、結構長い。そしていきなり12%の看板。



 そして・・・かんかん照り!



 そして何人かの参加者をこの坂でパス。2年前とはおそらく逆の立場なのだろう。かつての僕は休むこともできずにひたすら走り続け、ゆったり健康ランドなんかで休んでいた参加者に追い抜かれていたが・・・。まあ、去年もそうだったな。SD1000で朝になると僕よりゆっくり休んでいた速い人たちに追い抜かれていた。最後の朝は朝寝坊したので誰にも追い抜かれなかったけど。

 さすがに汗がぽたぽた垂れそうだけど、標高のおかげかそれほどのことにもならず九十九折をクリアしていくと峠は終了。8%の下りから始まる下り基調のステージが始まる。途中、きれいなダム湖を回り込んだりしながらだんだんと南会津方面へ。深い渓谷沿いで自転車を少し止めて撮影したりと、風光を楽しみつつ会津田島へ向かう。



 このあたりでさすがにおいて行かれてるだろうと思っていたら、KTコンビに加えてY氏も加わったYKTトリオとなって待っていてくださる・・・。なんとありがたい・・・。緑の映えるPBPジャージの三連星のかたがたと一緒に・・・と会津田島をスタートして少し走っただけで置いてけぼり。でもいいもん。会津田島からは「あとちょっと!」なんだから!



 今市のPCでも待っていてくださる皆さん。さくっと補給を済ませて次のPCまでは90km。途中の道の駅でアイス休憩をいれたりしつつ疾走。僕は完全に引っ張っていただいている状態・・・。



 もしこの手を離してしまえば、僕はきっと取り残されてしまうから・・・。





 ずっと続くかに思われた向かい風も、野田を過ぎるころには止んで列車はさらにスピードアップ。いや、さっきゆったり行こうとか、最後のアップダウンは速度上がらないよなあとか言ってたジャン・・・。なんでゴールスプリントなの・・・!?

 おわり

BRM605 私を会津へ連れてって1

 久しぶりの600km! 去年の10月ごろに走った600kmはなんだか走りたくなくなってリタイアしてしまったので悔やんでいた。つまらない理由で撤退してしまうと、次もつまんない理由で撤退してしまいそう。理由は常にあるものなのだけど、それでもいったん自分に言い訳を許してしまうと負け癖がつきそうなんだよね。さらに思えば日本で走る600kmブルベは今回で2回目。はじめての600kmもコースは違うものの主催はオダックス埼玉だった。37時間半を眠ることもなく走り続けた二日間のことは深く心に刻まれている。そんなこんなで去年だけで4回の600kmオーバーを走ってきているのになんだか不安。完走できるかどうか、という不安ではないのだけど。ナーバスな感じ。

 少しでも不安を取り除くためには装備の充実。というのは犯しやすい誤りだ。僕が街乗りハードテールMTBでうろうろし始めたころからわかっているのだ。自転車は軽いのが一番。無駄な装備をできるだけ排して軽量化をすることがもっとも間違いのない解だということを。だがしかし600kmともなれば風呂に入り眠るチャンスだってあるかもしれないのだ。だったら、汗臭いウェアではなくってきれいな服をまといたいというのは当然の欲求ではないだろうか。そして雨対策も万全にしたいとか思うものではないだろうか。だから僕はキャラダイスの大容量18リットルバッグを搭載する。フロントにもモンベルのバッグを。そうして出来上がったバイクの重量は約17kg。糸魚川FRで用いたカーボンバイクの重量は7kg前後。2倍以上・・・。だが・・・なんとかなるのではないだろうか。要は走りきれればいいのだ。

 埼玉の川口発のブルベはたいていフラット-山-フラットという構成。今回も日光手前までは圧倒的にフラットで帰りも日光からはフラット。フラットであれば重量はそう影響してこないはず。実際、走り続けていられればそうなのだけども、跨線橋や、それでなくとも信号ストップ後の加速でじわじわと重量が効いてくる。効いてくるとしても、ある程度はがんばって集団にくっついていられればこの区間の苦行度は大幅に減るのでがんばらないと・・・。少なくともこの河川敷サイクリングロードまでは・・・。



 CP1でKTコンビに追いつく。彼らは先に出立していくが、僕もパスタを一気飲みして追いかけて・・・やがておいついた!ありがたい。







 そして今日は雨の予報だったんだけどね・・・。もしかしたら「さっきまでは降っていたんじゃないか」という路面が登場することもあったのだけど、基本的には快晴。KTコンビから脱落したり、他の集団に乗ってなんとか追いついたりを繰り返しながら関東平野を北上。田んぼをまっすぐ抜ける二車線幹線道路の道の悪さに泣きつつ走る。しかしなんだってこんなに舗装がボロボロなんだろうか。そして華奢そうに見えてロードレーサーってのは頑丈なんだねえ。



 今回のコースは日光というより「今市」を抜けて北上するルート。CP2は今市に設定されている。CP1-CP2の間が90kmほどあるので、一回水の補給をいれてから小さい峠越えを。小さくても峠は峠。でも木陰が心地よい。ちょっと肌寒いくらいだ、というと「暑いだろ常識的に考えて」とつっこまれる。おかしいなあ、風が吹くと肌寒いような気がするんだけどなあ。埼玉から比べれば標高も高く、緯度も上ってるからだいぶ気温的にも影響あるんじゃないかなあ・・・。



 CP2を出た先の蕎麦屋で昼飯。この蕎麦屋が今市らしくなんとも「イマイチ」で全員のモチベーションダウン。しかし、一方ではこのおかげでへぼい僕がなんとかついていくことができたという現実も。CP2を出たところでは北のほうでは雨が降っているといううわさで、なおかつ天気も微妙だったのだけどどんどん天候は回復に向かい、やがて晴天に。



 だんだんと人里はなれた山間へと分け入っていくような雰囲気に。こういうところにもぽつんぽつんと集落があるのだけど、その暮らしって想像しにくい。こないだのあずみのくらいなら、ジャスコも近くにあるしアマゾンも届くだろうと思えるのだけど。このあたりで一番近いショッピングセンターってどこなんだ?アマゾンは配送してくれるのか?東京から自転車でこれる距離なのに、なんだか海外よりも遠い気さえする。そんな思いを抱えつつ日光街道を北へ北へ走り続けて会津田島へたどり着いたのはお昼過ぎ。会津田島といえばイザベラハートの日本奥地紀行をいつも思い出す。さっきの思いはあの本のせいなのかもしれない。と、PC3に指定されているセブンイレブンの店頭に・・・!



 驚いた!歓迎されている!この汗臭い小汚い集団であるブルベ参加者が歓迎されている!なんということでしょう。こんなことはいまだかつてなかった。うれしすぎ(w



 そうですそうです。あともう少しです。残り400kmしかないんです。がんばって無事に完走するぞー。

 ねむくなったのでつづく。

影絵であそぼう♪

 BRM605の話はまた今度・・・。

 ブルベ走行における隠れた問題は「いかにして暇を潰すか」だと思う。走り終わってしまうとあの退屈さを忘れてしまうし、不意に訪れる危険への緊張をいかにして持つかそして対処するのかというのがクローズアップされるので、何時間も何十時間もサドルの上で過ごすのだという「事実」は見過ごされがち。実際にはブルベはとても「退屈」なスポーツだ。文字通りに。どのベトナム戦争映画だったか忘れたけど、同じようなことを言っていたな。現実の戦争は退屈だと。

 最近、僕が使っているライトはSupernova E3triple 通称「フグライト」で、大光量を広範囲にばらまくタイプ。ある夜間走行の最中に、これを利用したまったく新しいブルベ中の暇つぶしを発明することができた。それがタイトルにもある「影絵」である。ちょうどライトをハンドル上につけているおかげで容易に手で影絵あそびができるのだ。現在、僕がマスターした影絵は「狐」。右手の親指の先に中指と薬指をくっつけ、小指と人差し指をぴんと反らせるあれだ。

 前走車が見える範囲にいれば、影絵の狐で「パクパク」することもできる。すごい。この遊びを写真にしてみせたいといつも思うのだけど、そのためにはもう片方の手でカメラを構えねばならず、ライトの前に影絵の手をだしつつ、写真を撮りつつバランスを取る自信がない。

 欠点はすごく虚しくなることだ。

2)アルプスあずみのセンチュリー by タンデム

 木崎湖!仁科三湖のひとつ、木崎湖。初めて参加した雨中の糸魚川ファストランのとき、ここらへんで雲が切れて陽の光が水面に差し込み、まるでどこか遠い国の高原のように見えたことをいつまでも思い出せます。その木崎湖はいつも国道の上から見ていたけど、今回はすぐ脇の湖畔から。


しかしクルマの少ないコースだねえ・・・。

 木崎湖から一旦国道へあがるものの、すぐに中綱湖、青木湖の脇の道路へ。そういえば国道ではクラシカルスタイルの暴走族がワンワンいわせてたけど、そのうち何人かがタンデムの僕らをガン見(w 

 青木湖湖畔から糸魚川街道を交差してしばらくは存分に下り。下って下って下りまくる。へたをすると「下りよりも平坦の方が速い」くらいの僕が安心して下れるのは車重のズッシリ感のおかげもあるけど、なによりホイールベースが長いからじゃないかと思う。集団の中で細かく位置取りしたりいきなり飛び出したりするための軽快な機動性が必要なロードレーサーの1.5倍ほどの長さが作り出す安定感が僕のもつ下り恐怖症を払拭してくれる。簡単に言うと、楽しくって仕方ない。一応、あんまり急な坂道やつづら折りの狭い下りなどを考慮してドラムブレーキを減速用ドラッグブレーキとして装着してある。これを使うとハンドブレーキを引きずって走るような感じになるので、速度がむやみに上がって危険なことになるのを防ぐのだ。でも、今回はそれを使う機会はまったくなかった。いやじつに愉快。



 直線的なゆるい下り。もはやタンデム自転車に敵なしのシチュエーション。ゲラゲラ笑えるほどの高揚感のまま白馬へ突入。そっからは登りなので一気に減速・・・。まるで壁にぶつかったかのように・・・。



 折り返し地点。このエイドでは豚汁と古代米を炊き込んだおこわが配られている。第二エイドでもらっておいたねぎ味噌付おにぎりもあわせて食し、しばし休憩。レースじゃないし急ぐことはない。ジャンプ台を見ていると、雪がなくてもジャンパーは練習しているのね、ときどきぶわっとまう人影が見える。すげえなあ、下りを怖がっている僕には絶対できない。ショートスキーではねる練習をしてなんども靭帯を痛めちゃったし・・・。怖くて固まっちゃうんだよね、体が。


※パラグライダー?なんでもあるんだな、ここには。

 さて、雲行きがあやしいので帰路へ向かうことに。天気予報では白馬が先に雨天になり、夕方前には安曇野にも降るはず。でもいまのうちに白馬をでれば安曇野まで雨から逃げられるんじゃないかな。もっとも、昨日と同じく天気予報がハズレて今日も何も降らないのかも知れない。空気もそれほど湿気た感じがしないしね。と、轟轟と下ってきたゆるい坂道を淡々と走る。すれ違うマビックのクルマが手を振ってくれている。その先には安曇野アートラインのきつい上り坂があって、ついにインナーへチェーンを落とすことに。インナーローでこつこつと登っていく。確かにきっついのだけど、それほど長さがあるわけでもなくなく前には終了・・・。



 青木湖・中綱湖を戻り木崎湖はさっきの対岸を行く。木崎湖の前のコンビニは一部の人に有名だったのだというので写真を。2台のビートが「一部の人」っぽい雰囲気をだしているが確証はない。その先にイギリス系旧車のお店。こういう雪深いところでもこういう趣味はあるんだねえ・・・。ガレージがあるんだろうねえ、いいなあ。男にはガレージが必要だよ。

 信号なんかで待っていると他の参加者に話しかけられたりする。タンデムが珍しいってのが大きいけど、なにより「タンデムが速い」ってことに皆さん驚かれているようだ。一般的にみかけるタンデム自転車って観光地や遊園地でおいてあるものだから、そのイメージが強いのだろう。二人の出力でパワフルに走り、なおかつ(後席の)乗り手はさして辛い様子もなく結構なペースを維持し続ける、というのは意外なのかもしれない。たしかに僕らもタンデムをグレッグたちから借りて乗り始めた頃は、そのあまりの速度感の違いにずいぶん戸惑ったものね。先頭交代をしながら走る列車集団をしのぐくらいの勢いで走り続けることが容易にできるというのはやっぱり驚き。その分、登りでの減速感にも驚いたけど、後席の人にとってはそれでもずいぶん楽らしい。それになにより、引き離されちゃう心配が全くないのが後席の人にとっては大変嬉しいことらしい。それはタンデムを好む人たちが皆一様に口にする。



 さて結局、最後のエイドまでショートカットせずに走ってしまった。おにぎりも豚汁ももっかいもらったりして。途中で先頭がゴールと言う声も聞いたけど、なんというもったいなさだろう。途中でしゃくなげの園を堪能したり、寺社仏閣を見学したり、白馬のケーキ屋さんでスイーツを楽しんだりしながら行くべき。自分的にも反省。北アルプス農場でソフトクリームを所望しようとしたのだけど、ちょっと寒かったのであきらめる。ふたたび広い畑の広がる場所へ戻り走っていると、やや、向こうから二人の自転車が。でももう折り返していないと無理なんじゃないか・・・と思ってすれ違う瞬間にお互い気づく。タンデムだ!おそらく地元のサイクリストなのか、タンデムに乗って走っている!お互い猛烈に手を振って・・・すれ違った。



 いやー他にタンデムの人(たぶん参加者じゃない)がいたねーなんて話していたらやがてゴールへ。これはまたすっごく面白い一日だったねえ、こんなに走りやすいとは思わなかったよ。なんて話しつつ、じゃあ明日もタンデムライドだね、とか思っていた。山賊バーガーをくったり、マッサージを受けたりしてから温泉へつかり、明日のコースの下見をクルマで。すっかり暗くなってしまった山道を走っていると予定していたコースの大事なポイントが工事で封鎖中とのこと。困ったなア、どうするかなあ、雨も降ってきたし、と思っているとやがて朝が来て目が覚め・・・こんなことに!





おしまい