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【落武者魂】 2010年03月

落武者魂

L  O  S  T     S  Q   U  A  D  R  O  N  .

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2010さくらはじめました。

落合公園付近



哲学堂付近



目白庭園





自由学園


















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花桃ポタ

 埼玉の方に花桃を見に行くサイクリングをというので、僕も行くことにした。なんとなく雰囲気だけど100kmくらい。花桃を見たり、ケーキ屋さんに寄ったりするサイクリングらしい。そうだよ、これだよ、僕の求めるサイクリングってのは。雪の中を峠を越えたり、誰もいない荒野を半日ひとりで走り続けるようなのじゃないんだよ。コンビニ前でねっころがったりなんかありえない。お花を見てですね、ケーキと紅茶、そして明るいうちに帰ってくる。それが正しい「自転車遊び」ってやつなんです。

 そういうサイクリングなので、自転車は我が家の「いらない子」状態の小径車。しかもお土産などを購入しても問題ないよう、バッグもつけました。えーと、こんなの↓





 ・・・誰もが「これはどんな意味があるの?」と訊いてくる。えーと、いろいろつけたらかっこいいかなって・・・。

 走りだしてみると・・・速い・・・!?さすが空気抵抗を極限まで減らしたこのスタイル。小径タイヤとエアロバーの威力はこれほどなのか!!!って、信号ストップの直前まで28km/hとか出てる・・・。これ700cの設定なんじゃね?700cの周長で20inchのタイヤをつけてるからむちゃくちゃな数字がでてるだけ・・・。





ボトルに水も入れてこなかったのに、80kmくらいいきなり走らされる。おかしい。気づいたら栃木にいるらしい。でもお花きれい。







 その後もどこを走らされているのかさっぱりわからないまま、埼玉平野を引きずりまわされる。水を・・・水が飲みたい・・・。



 夜も走らされる。ぼ・・・ぼく小径・・・今日はお花見って・・・。



 まあ、夜桜見れたしいいかあ。
 

BRM327 富士山一周



 ここしばらく暖かいサイクリングが続いていたので、長袖インナーに半そでジャージ、下は繊維が薄くなって肌がうっすら見えるセクシータイツみたいな装備でも十分だった。ところが桜も咲こうというこの3月末の富士山一周200kmは冷え込むという・・・。日中通過する富士吉田の最高気温が8度。うーん、10度を切るのか・・・。まあ、晴天で洗濯物を干すには絶好の日だというからなんとかなるかもしれない。ならないかもしれない。とりあえず冬装備をしていこう。ウィンドブレイクジャケットを着ておけば、ウィンドブレーカーまでは要るまい。この天気予報、降雨確率ならレインウェアはありえまい。

 ヤビツ頂上・・・。



 誰かは少し反省したほうがいい・・・。なんという積雪。そして降雪。これは明らかに零下。



 だが!ブルベライダーサトウの正体はアソス戦隊フグレンジャーだったのだ!フグレンジャーはフグジャケットを着用することにより、なんと気温零下5度まで耐えることができるという!レッツ・フグレンジャー!







 トゥ!フグレッド参上!



 フグレッドに変身できたので、裏ヤビツの恐るべき罠や攻撃もかいくぐり、どうし道も難なく突破。雪のちらつく山伏峠も一撃。零下のダウンヒル?フグジャケットに敵無し。そして山中湖で富士山を見るのだ!



なんと!卑怯極まりない怪人の手により富士山が隠されている!泣き叫ぶ観光客、肩を落とすお土産やの店主。しかたあるまい、フグレンジャー必殺「ザ・サン・オブ・アウステルリッツ!」ドギャーン!

ゴゴゴゴゴゴゴ



ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!



説明しよう。ザ・サン・オブ・アウステルリッツとはフグジャケットに太陽パワーを集め、一気に開放することにより天候を回復させる必殺技なのだ!しかしひとりのパワーではやはり足りないのか・・・気温は富士吉田で3度。太陽が姿を現し、山を駆け下りてきたのに3度・・・。しかも、邪悪な気が強いのか、富士山もすぐに邪気の雲に覆われてしまう・・・。せめてフグブラックがいれば・・・。

樹海を抜け、朝霧高原を下りれば気温もぐっと上がるだろうと思いきや、凍雨がぼこぼこ当り、こどもの国近辺でも気温は1度と0度の表示。フグジャケットがなければふつうのにんげんはしんでしまうところだ。しかもりょうがわのすぎしょくりんがすさまじく、せきがでてきてしまったぞ。よし、フグマスクだ!フグマスクはフグジャケットにそうちゃくされたぼうどくマスクで、ふぐのどくもちゅうわするぞ!



道を間違えた・・・。左側が正解。このまま行くと行き止まり。怪人の罠だな・・・。



とりあえずゴール。9時間40分ほどで戻ってきたので、しばらくうろうろと花見を。まだちょっと早かったみたいだけど、来週中には見ごろになるんじゃないだろうか。つうか、日が暮れたゴール地点が一番あったかいって何なの?

おわり

BRM320 アタック日光東照宮

 この週末は雪中400kmだったり深夜の風雨の300kmだったり、山岳暴風突破の300kmだったりしたらしいのだけど、僕の参加した300kmは実に平穏なものであった。まっこと日ごろの行いの成果というのは恐ろしいものである。毎朝毎晩、信心深く過ごしている僕に正に死角無し。気温も天気もよいすばらしい一日だった。



 7時にスタートした僕らは川口から一路北へ向かう。はじめのPC1まで107kmはほぼ完全な平坦。北関東の地平線を目指して突っ走るライドを存分に楽しむ。kskさんとzucchaさんに引いてもらってるのだけど、時々前へ出ると不慣れなためにペースアップになってしまうらしく迷惑をかける。大体勾配を利用して前へでるので速度が上がっちゃうんだよね・・・。とか思っていると3時間半ほどでPC1へ到着。セブンイレブンでがっつり食う。とにかく食わないとだめなんだ。次のPCまで飯が食えると思うな、次のPCが開いてると思うな、を胸に七つの星とともに刻まれてきたのだから。





 



 PC1でそろそろいくかという用意をしていると、kskさんが今後のプランを話してくれる。おそらく、その内容に不穏なものを感じたのであろう、ゴミ捨てに行くから先に行っていてもらうようkskさんを促す。そしてこれ以降、僕は一人旅となるのであった。いつものように・・・。そして今回の峠セクションへ。ブリーフィングでは滝ヶ原峠は非常な劇坂で前輪が浮いたり後輪が滑ったりするから注意とあった。さてはたしてどんなものなんだろうか・・・。いずれにしろ一回しか上らないはず。

PC1を出ると道は若干上り勾配になり、だんだんと山間の態をなしてくる。ひとりになったこともあって、先ほどまでのようには速度もあがらない。遠くには山々が、角度によっては冠雪した奥日光の山岳が見え隠れし「ここまできたんだなあ」という思いを抱かせてくれる。



 さて峠になってきた。斜度はそこそこだけど劇坂というものではないなあ、とこつこつ上っているとあっさりと峠の切り通しにでる。向こうから上ってきて座っているサイクリストに声をかけると、聞き取れないほどの訛りで驚く。そんなに田舎ではあるまいに。しかしこれが音に聞く滝ヶ原峠なのか?たいしたことねえな、と思って下ると小さな集落にぶち当たる。集落の真ん中には立派な道があり、「日光」までの青看板がでているのだけど、ルートは左側へ引かれている。ということは、登るのね、これから。やがて本当に細い集落を過ぎると滝ヶ原峠へ入っていく林道。これは・・・確かにきびしい!



 はじめこそ斜度も常識的なんだけど、だんだんと厳しくなってくる。さすがに前輪が浮くだの後輪が滑るだのってレベルじゃあないなと思っていたら頂上近くの九十九折を曲がっているときにずるりと行った。脚力がないのでペダルをまわすというより、一回一回「ぎし!ぎし!」と押す感じになってしまっているのでこうなってしまうのだ。数人のブルベ参加者に抜かれたけど、彼らはみなスムーズに回せていた。うらやましいなあ。

 登りきり、一気に下れるかというとそうでもない。滑り止めの砂が満遍なくまかれ、雪解けの水と乾いた泥濘のあとがのたくった路面は気を抜くと簡単にタイヤのグリップをすっぽかしてくれるだろう。ただでさえくだりに弱い僕だ。ブレーキを握りっぱなしで降りていく。やがて日光の谷間が目前に開けた。



 PC2は日光東照宮脇のセーブオン、ちょっとした買い物をして自転車をまたいだときにレシートをどこかへ放ってしまったことに気づいた。あぶないあぶない。水を買いなおして再出発する。ここではほとんどとまらなかった。なぜなら湯葉を食わなければならないからだ。

 

 ルートは東照宮の参道へと入り込む。石畳の路面は非常に走りにくい。ここを走り続ければヨーロッパの石畳を走るのも容易になるのだろうか。湯葉を食わねばならぬという焦りとともに、やはり観光をしなくてはならないという強迫観念に襲われる。だって日光に来てるんだから。近くの観光客に頼んでスナップを一枚。



 いつも思うんだけど、写真に写るときはジャージは上まで閉じとくべきだな。さて、残念なことに「おいしい湯葉レストラン」はコースを戻る方向へ登らなくてはならなかったのでそれはやめることに。駅前にうまいもの無しなのはわかってるんだけど、観光レストランに入って湯葉丼を食す。ちょっと待たされたけど、それはよし。



 いつも思うんだけど、湯葉って食べてうれしくなるものでもないよね。でもなんだか食いたくなるんだよな・・・。再出発するとJR日光駅へ向かう。フレッシュというチームライドのスタート地点をここにしたので、その調査のためだ。スターと時刻の証明を「切符」で行おうと思っていたので、切符に時刻が印字されるかどうかをちゃんと現地で確認。切符を購入。この駅舎自体も観光名所。大正元年に建設されたというから立派なものだ。





 さて、帰りは先の劇坂を通らずゆるいアップダウンを繰り返して南下する。「劇坂と勘違いした」峠で行きのルートへ戻り、ここからは同じ道を帰るのみ。そんなところで、結構参加者にすれ違ったのだけど大丈夫だったのだろうか・・・。さて、現在はスタートから7?8時間というところ。おそらくは170km地点くらいではないだろうか。このまま行けば15時間は確実。13時間台もいけそうだなあと皮算用をしていたらパンクした。路肩に寄せて久々のパンク修理。なかなか手際いいじゃないか、とボンベで一気に空気を満タンにする。ボンベってこんなに入るんだな、とパンパンになったタイヤを脇に置き、バルブを閉めて片付け始めると・・・破裂した。破裂の音が山々にこだまする・・・。ええー!やりなおしかよ!やりなおして、こんどは怖いのでボンベで恐る恐る入れていると、空気がぜんぜん足りない!ふにゃふにゃなままボンベが空になる。ああ、と空を見上げると大権現のお顔が浮かび「過ぎたるはなお及ばざるが如し」と僕に語りかけてきた。畜生!うるせー!どうするんだこれ!仕方ないので、ミニモーフという貧弱なポンプでポンピング。へとへとになるまで・・・このポンプ、けっこう使う頻度高いなあ・・・。



 PC1だったPC3へ戻り、でもさっきがっつり食ったからとウィダーインゼリーを流し込んですぐに出発。結構なタイムロスしたけど、足は「そこそこ」回ってるようでほとんど誰にも追いつかれないままPC4までたどり着く。ちょうど日が沈みきる前には到達できなかったけど、まだがんばれば13時間台もあるんじゃないかなあ・・・。と思ったら甘かった。気になっていた向かい風はついに本気を出してきたようだ・・・。



 いやだいやだ言いながら道を戻る。川口へ向けて。こんなのは先週の千葉に比べれば・・・と思っていたが、きついものはきついのだ。残り50kmがなかなか縮まらない。野田に入って市街地の建物が風をさえぎってくれたときにはよろこぼのあまり「さいたまさいたまさいたま!」と埼玉をたたえて叫んだけど、よく考えたらまだ千葉であった。これは大変な失礼であったらしく、大渋滞で進めなくなる。足も売り切れたころに、二人の参加者が追いついてきてちょうどぼくが先頭になる形で7~8kmを走ることになるが、最後のセクションでそのうちの一人が僕の前に。そしてだんだんと本気を出し始める。ここで千切れるわけにもいかないので、なきながら血反吐を吐きながら彼にくらいついていく。最後のここにきて結構なペースでゴールへなだれ込み、フェンスへ自転車を立てかけて礼を告げる。あのままやる気のないペースでは15時間かかってしまったかもしれない。まあいい、やれやれ、ようやく終わった。やっぱりウィダーインゼリーじゃカロリーが足りなかったかなあ。

BRM313千葉200 秒速12メートル

 かなりの強風が吹き荒れそうだというので、ベッドで悩んでいると天井の染みが人の顔のように見えたと思ったら、果たしてそれはウーゴの顔であった。その顔は優しく僕に微笑み「あんずることはない」と語りかけてくる。どういうことかと思ったら、彼が言うには大気は一様に流れているのではなく、強い所、弱いところがあるのだという。よく心を研ぎ澄まし、風の隙間を縫って走るのだ、と。ふと気づくと既にその顔は見えなくなっていた。それは夢だったのか真実だったのか。当日の朝、千葉県袖ヶ浦のスタートポイントでじんじんさんにこの話をすると、さすがはじんじんさん、風の隙間を知っていると言う。「それは人の前にはありません。人の後ろにあるのです」とのこと。深い。

 5分おきのスタート。幸いにも200kmグループの第一陣として8時に走行開始。「人の後ろにある」風の隙間をよく見て走る。行きは基本的に追い風なので、それほど恩恵は受けない。ところどころの小道や小川、生垣の隙間から流れ込んでくる横風がちょっぴり怖い。風と信号のせいでなかなかバラケないなあ、怖いなあと思って振り返ったら、後ろにはほとんど人はいなかった。どうにも上り下りのペースがあわないので、長い下りで思い切って前へ出たら、前にも後ろにも誰もいなくなってしまった。あれれ。風のすき間が・・・。

 第一CPにはZIPPのディープリムのバイクの人が一人。トイレへ行ったり、お握りなどを買って外のベンチで食っているとじんじんさんがやってくる。速いすね、というと「平地だから」とのこと。もしかして僕のために風の隙間を作ってくれるのでは、今日の強風セクションを協力プレイでくぐり抜けてくれるのでは、これぞ仁徳なのか、と思っていたら、さくっとCPを出て行った。仁徳は・・・。僕の風の隙間・・・。

 おにぎりをしっかり食い、ボトルも満タンにして追うが、CPを離れる時間が違いすぎてどうにもならない。平地だし。ここからは銚子まで追い風ビューンで行けるはず。たしかにかなりのペースで走っていた。これはいい、と思っていたのもはじめのうちだけ。ここまで風が強いと近くの建造物や地形などで乱れた風が右から左から巻き付いてくる。銚子近くのバイパスに入ると特に顕著で、簡単に車線半分ふっとばされるので欄干によらないように気をつけて走る。ここは結構車通りも多いのでかなり身の危険を感じる。CP2近くまで来るとじんじんさんとすれ違い、あれ?じんじんさんが先頭なの?そのままCPへ到着するとZIPPの人がいて、突風で転倒したという。ナルシマジャージが大きくやぶれてしまっている。他にケガは無いようすなのが幸い・・・。



 スタッフの人たちがテーブルをおいて休憩所を設営してくれているところだった。いちごをもらい、ご飯を食う。本当はこの近辺で海のものの定食でも食おうと思っていたのだけど、この風エリアを少しでも削ることを先決にしたい。家内へのおみやげ(と銚子電鉄へのエール)にぬれ煎餅を買ったりぐずぐずしているうちに後続の方々が続々と到着。入れ違いに僕は出て行く。しかし走り出した瞬間から鼻水が・・・。さっきからなのだけど、鼻水の量が尋常じゃない気がする。こ・・・これは・・・花粉症?でも海なのに?



 すぐに風が本気を出し始めた。低速で登りを漕いでいると風に煽られて路肩に落ちそうになる。さらに砂が吹きつけてくる。この砂が目に入ると永遠に眠ってしまうというので必死に堪える。ふと顔をあげるとZIPPの人が路肩を歩いていた。ディープリムじゃもう無理だろ、むむ、そうか。ここで追いついてしまえば風のすき間に入れるな!と踏み込んで切通しに入ると前輪が浮いた!こりゃあかん。しかも結構交通量が多いのだ。だめだめだめ。押して歩くことにするが、自転車を降りるのも怖いくらい。突風が切通に入ってくると、押すことさえできない!そういやブルベで押して登ったの初めてだな・・・。超強風地帯を抜けて自転車に乗り(乗るという行為も大変)おっかなびっくり走る。銚子エリアから九十九里方面へ方向が変わると、横風から向かい風に。率直に言って、向かい風の方が全然走りやすい。







 九十九里ビーチラインはその名に反してほとんど海が見えないと言う詐欺みたいな道路。こないだの渥美半島もそうなんだけど、海沿いを期待していると海なんか見えないというのが続くなあ。小田原もそうだったなあ。地図的には海沿いなんだけどなあ。幸いなことにこの道路は交通量がかなり少ない。さらに良いことに信号も少ない。向かい風で20km/hも割ってしまうけどくるくるくるくる回しているとCP3へ到着。残り40km無いけど、チョコレートドーナツとカルピスを入手。カルピスで乳酸菌を導入し、後顧の憂いを断つのだ。やがて後続のライダーがやってきて20km/hも出ませんねーと言う。でもまあ、こっからは半島を横切るから風は弱まるんじゃないかなあ。

 最後のセクションも中途に来てさっきの人たちに追いつかれる。せっかくなので”背中”を借りて走るも、登りでペースがあわないので先へ行く。最後の最後で再び追いつかれてゴール。しかし、これで終わりではなく、袖ヶ浦海浜公園まで残り20kmのボーナスステージが始まるのであった!