三週連続。
でも、天気予報によればスタート時点では雨はあがっているはず。
そして気温は18度程度まであがるようだ(東京)。
だけど、もちろんスタートしても雨はやまないし、当日になったら気温の予想はぐっと低下してます。
もう誰も天気予報を信じない。
不信の支配する世界。
そんな世界で、僕らは越谷郊外から日光まで往復300kmの自転車旅行をしました。
そのレポート。
さて、泥濘地となったスタート会場から2km行かないところで、我らが友人たけさんの自転車に異常発生。なんか減速したのでかわして追いぬきざま、なんかフレームからトラロープのような紐がたれてます。おや? なんか路上のロープでもからんだかな、とその先で止まると、いきなりチェーンが切れたとのこと……。
気を取りなおして再スタート。あまり長い列車にならないよう気を使ってか、ペースをぐっと落として市街地を行きます。それでも前の集団に追いついちゃうこともあって、なかなか難しい。越谷を越え野田を越えて、利根川沿いのサイクリングロードへ出る所で、ふたたびたけさんが停車。自転車をひっくり返してます。
なんだなんだと覗き込んでみると……。
これ、チェーンが短くない? それでアウターローでロックしちゃってるように見える。そういうことになって、変速に気をつけて行くことに。ちなみに、短すぎるチェーンでロックしたときは、リアホイールをなんとか外しちゃうのが手っ取り早いです。
しかし、雨やまねーな。
霧雨というほど弱々しくないけど、レインウェアを羽織るほど強くはないそんな雨。
でも、次第に防水でない手袋や靴下はずぶ濡れ状態。でも、もう止むと思うんだ。そう思い続けて80km走り。ようやく本当に雨はあがりました。
一個目のPCは110km地点。ずっと平坦な関東平野を北上し続け。このマップ、ポリゴン数は激少です。
PC1の先で、ようやくのどかな山村へ分け入っていきます。気分も癒される景色。
いきなりアタックが始まる!
つうか、この人、おかしくね?
なんで素手なの?
雪も残ってるのに……。
残雪の残るこの峠は、今回のメインイベント、滝ヶ原峠。長くはないのですが、斜度がけっこうキツイです。でも、路面が改善されたようで、記憶にある「前輪が浮く」ほどの勢いもなく登り終え……登り終える直前、日光側から吹いてくる強風に前輪が煽られて浮きそうに!
この日はお昼ごろから北風が強くなってくる予報。すでに、花粉が目視できるほどの風が……。さまざまな飛来物がまるで3Dムービーのように飛んでくることも。すごい大迫力。
滝ヶ原の日光側。遠くにはいまだ雪をかぶった山々が。霧降高原の方かな?
この峠自体も、一週間ほど前には完全に道が雪で覆われていたとか。
日光東照宮前のセーブオンがPC2。
さて、あとは帰るだけですよ。
帰りは追い風に背中を押されてびゅーんと。一気に150kmを駆け抜けていきます。
つっても7時間くらいは、かかってるわけで、よくやるわこんな遊び。
ただ、気温がぐんぐん落ちていく。途中のPCで止まると、北風にすごい勢いで体温が奪われる。じっとしていると物陰にいてもガクガク震えだす始末。けれども、周りの仲間達はいまだに「指切りグローブ」。どうなってんの?
北西の風ということで、野田あたりからコースが西へ向かう当たりから強風の向かい風かなと覚悟してましたが、すっかり風も病んで。でも、こちらでは夕方まで雨だったということで工事で舗装が剥がされてた道はどろどろ。またかよ……。
家に帰ったら、自転車はこんなでした。
毎週、完全に洗車しなくちゃならないのはいい加減うんざり……。
シューズはどろどろすぎてどうしていいやら……。シクロクロスとかMTBの人とか、大変だわね、きっと。
おわり