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【落武者魂】 12 BRM318青葉200km
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12 BRM318青葉200km

2012/03/19  雪見ブルベ200km

雪見ブルベ200km

 天気予報はまた雨。
 楽しい気分にはなれないけど、前回のブルベのときほどではない。なんでだろう?
 おそらく気温が違うからだ。富士吉田で最高気温15度だという。だったら、今回のコースの最高箇所である山伏峠も10度くらいはあるんじゃないかな。10度あれば問題ないだろう。雨も午後三時だとか、それ以降らしいので最後の数時間がふられるくらいだ。なんだ、防寒装備も少し軽めでいいかな。でも、防雨装備もあるからどうしようかな……。

 結局、こんかいは背中に防雨装備をまるごと背負っていくことにした。
 もし逆に暑くなりすぎたら、長袖ジャージをぬいでバッグにいれて背負うこともできる。
 どっちに転んでも大丈夫。攻守一体の装備。それがバックパック。

 スタートは七時からだ。車に自転車を積んで出かけると……ETCカードが無い!
 いきなりケチが……。一日停めておいて六百円という青葉区役所の駐車場へついたのは五時半過ぎ。スタート地点から数キロ離れているんだけど、それにしても早すぎるので車の中ですこし休む。やれやれ、結構寒い気がするぞ?

 今回のスタートはあずみ野駅近くの広場。まったくの市街地。そこから相模原を抜けて道志道を通り、山中湖をわきに見て富士吉田、その先の鳴沢で折り返す。行きはひたすら登りっぱなし。帰りは下りっぱなしというコースだ。おそらく、一番面倒臭いのは相模原を抜けるまでの市街地。このあたりは車がやたら多いわりに、都市計画がいい加減でろくな幹線道路がなく、いつでもどこでも渋滞しているようなイメージ。特に鶴川街道な。

 ブリーフィングのあと、公衆便所とかに行っていたらすでにスタートが始まっていた。まあ、急ぐ旅でもなしとゆったりスタート。でも、信号ストップのせいで先行集団に追いついてしまう。



 街中であまり連なりが長くなると面倒くさいな、と思うけど前に出ようにも(前へでるのは苦手だ)、どうにも信号でおじゃんになってしまう。それでも逆に信号でちぎれたり(ちぎれるのは得意だ)して、いつものように単独走に近くなった。



 市街地を抜けていくと、遠くに雪山が……。
 まてよ? 二月のアタック小田原の時でさえ、あんなに積もってなかったけど?

 道志道へ入ると、一気に交通量が少なくなる。特に、今日は雨とかいう予報だから観光の車もなくなって本当に静かだ。PC1のセブンイレブンでは、しっかり食う。だいたい45kmくらい。



 道志道はけっこう好きな道。
 変に厳しい斜度とかないし、交通量は少ないし、車線幅が狭すぎるというポイントもそんなに多くはない。



 景色もいい。高低差のある風景の、底には遠くに渓谷が見え、上には……雪山……。

 道の駅を越えて、山伏峠へ登る区間は斜度が上がっていく……。雪が増えてく……。





 さむい、さむいよ!
 おかしい、時間的には気温が十度くらいあってもいいのに?
 ふと、路肩の気温表示を見ると六度。六度もあるの? って感じ。
 雪を渡る風のせいで、体感気温はぐっと低い。
 フグジャケットを着てくればよかった。



 山伏峠はトンネルで越える。この先は山中湖まで一気に下りだ。
 この写真を撮った後くらいに、六時発の先頭らしき人が現れた。
 速いなあ。でもまあ、こっからは一時間もあれば折り返し地点まで行けるだろう。



 山中湖畔を走っていたら、だんだんと雨模様。
 強い雨ではないから、しばらくはそのまま走り続けていた。このまま折り返しまで行こうかと思っていたが、氷雨がウェアに浸透しきらないうちに、と自転車を停めてモンベルのレインジャケットを身につける。

 富士吉田までは長く下り、それから鳴沢までは長く登る。
 観光客の車が多いのに、道幅が急に狭くなって走りにくいところもある。
 富士急ハイランドを越えて、しばらくいくと左側に巨大な白いお餅のようなドーム。
『空から日本を見てみよう』でも紹介された、ほうとう屋さん。冷え切った体をほうとうで温めようかと、昼飯にと悩む。結局、また今度ということに。



 折り返しのPC。あんまんやおにぎりなどをぱくつく。
 雨は相変わらず降り続いているけど、強くはない。
 お? なんか遠くから走ってくる人が見えてきた。
 走ってくるっていうのは、自転車で、ではなくって、自転車を押して足で走ってくる人。しかも短パン。竜胆さんだった。今日もまた、パンクをくりかえしているらしい。つうか、パンクして押して戻ってきていたんだそうな。もうチューブが無いということなので、僕の予備チューブを渡す。引換にこんどのフレッシュの機関車になってもらうのだ……。

 

 しかし、短パンとかありえないだろ……。
 あまりに寒すぎてがくがく震えだしたので、竜胆さんに先に行きますと伝えて逃げ出す。
 なんだろう? 寒すぎるせいか、右足のくるぶし周りがやたらと痛い。踏み込み過ぎてるんだろうなあ。そう思いながらいろいろ回し方を試して山中湖まで登り返していたら、あっという間に竜胆さんに追いぬかれた。つうか、もう追いつかれちゃうなんて……。



 霧が濃くなってきた。霧と雨。
 山伏峠を抜けて道志側を降りていくと、霧は薄まる。けれど雨は続く。
 そしてディスクブレーキはすばらしい降下を発揮している。でも、思い返してみれば、ずっと前にも、道志道を雨で下っていったことがあったけど、怖かった覚えはない。道志道の下りにはあまり急で狭いコーナーとかが無いから、比較的安心して行けるんだよね。

 相模原くらいまで降りたら、雨はほとんど降っていない?
 だけど、ここからが面倒なセクションだ。信号が多く、交通量が多く、道がごみごみしている。
 ちょうど交通集中の時間だから、渋滞があちこちで起こっている。それでも意外と足の回りは悪くない。追い風……で、なおかつほんとに緩やかだけど下り基調らしい。

 車で来るのは絶対に避けている夕方の鶴川街道を越えると、あとはあずみ野への道をひた走ってゴール。
 足首がいたくってびっこ引いてる状態だけど、前回前々回より気分よく終了できた。楽しかった。

 雨も慣れちゃったけど、来週も雨だとさすがに気持ちが折れそう……。
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