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【落武者魂】 09 PCHR 300km試走

落武者魂

L  O  S  T     S  Q   U  A  D  R  O  N  .

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LA300km RUSA 試走


 今 回のコースは南カリフォルニアの入り口にあたるサンルイスオビスポからPCHRandonneurs主催者自宅のあるMoorparkまでの300km。 10月の600kmブルベの後半、来年の1000kmブルベの中盤とほぼ同一のコースになるはず。もっとも他のブルベなどでもちょくちょく走る場所が多く 含まれているので、コース内容はだいたい見当がついている。

 た だ自分として新しいのは、これが一方通行のブルベだということ。だからスタート&ゴール地点にクルマを置いておけない。さらに本番ではなく「試走」、つま り事前確認のためのスタッフライドに加えてもらう形のため、あらゆるサービスもない。荷物をスタートからゴールへ運んでもらえるとか、預かってもらえると か。全部自分で運ばないとならない。

 今 回も細君とタンデムで出場です。コースはゆるやかだし、主催者であるグレッグ夫妻もタンデムで一緒に走れるのを楽しみにしてくれたし、試走とあって確認し ながらだから速度も遅いでしょう。さらになんと言ってもキャリアをつけています。それにパニアバッグを二つつけておけば二泊三日分の荷物なんかちょこざい なってもんです。

 さ て、アムトラックの旅の後、コース責任者のヴィッキー宅でステイさせてもらいます。天候不順のせいか、これがやたら寒くって寒くって二人とも寝られない。 5時に起床したものの寝た気がまったくしません。けど「寝た」「寝不足は肉体的ポテンシャルに影響を与えないのだ」と言い聞かせて出発。

 ス タートに手間取って20分ほど定刻から遅れました。まだ暗い町を抜けていきます。正直寒い。8月半ばなのに何でこんなに寒いんだ!というくらい寒い。ウィ ンドブレーカーがあってほんとによかった。聞くところによると、大規模な山火事が発生していて、そのせいで気流が乱れたりなんたらで寒いのだそうです。ポ ツポツ、程度ですが雨も。早く日がでないかなあ。

     

 今回渡されたキューシートは、何カ所か赤い文字で記されているところがあり、つまり要確認となっています。そういったところでは立ち止まったり、走りながら OKか否かを話し合ったり。たとえばレシートでチェックする予定のCPが、行ってみたら開店時間が遅くって使えそうにない、とか、ここは町にあるどの店の レシートでもよいことにしよう、あるいはインフォコントロールとしてクイズを設定しておこう、など。郊外では24時間営業の店はほとんどなく、GSさえも クローズしてしまうのでなかなか面倒そう。

 コース責任者が女性とあってか、コース上の公衆トイレも確認しますが、やはり昼間だけ開けているものが多く、あるいは予算削減を受けて閉鎖などなかなか難しい。しかたなく農園がずっと続くところで、農家が設置しているとおぼしきトイレがあったので拝借・・・。

   

 今 回の旅の道連れは7人(5台)。コース責任者のヴィッキーはとてつもなく速い女性ですが、あとはへっぽこです。グレッグ&リサのタンデムや”羊飼い”バー ニーなんかは1200kmクラスをいくつもクリアしているはずなのにとてもそうは見えません。つうかヴィッキー以外はあのフレッシュどたばた道中の連中 じゃないか。がんばれバーニー!君の実力はそんなものじゃないはずだ!

 さ て、サンルイスオビスポからロンパックまでのあたりはオランダ系移民が多い地域で、観光資源としての「オランダ風」で売り出しています。ワイナリーとオラ ンダ料理、がここの名物ですがワインはともかく、以前にこの近辺で食べたオランダ料理は”名物にうまいものゲフンゲフン・・・”。

   

 し かし休憩が長い。ふつうに一回1時間の休憩が入ります。ゆっくり休んでゆっくり食事。いつものブルベと違うなあ、と思っていたら中盤くらいから「これは遅 すぎる」と言う話に。でもサンタバーバラでも1時間以上の休憩をファーストフードでとります。最後もベンチューラでゆったり晩飯。さすがに胃がもたれて辛 い・・・。

   

 もともと、このメンツこの目的(試走)ということで18時間を見込んでいましたが、まさに18時間かかってゴール。そのまま主催者宅に泊めてもらいました。

   
   

 期 待していた追い風ブーストは無かったものの、危惧していた灼熱地獄はむしろ寒いほどでほどよい気候。コースもほどよく田舎、ほどよく都会で楽しいサイクリ ングでした。最後の方ではなんだかみんなで真っ暗な道をコーラスしながら走っていたりと、また新しいブルベを体験できた今回の300kmでした。

今秋の600km、来夏の1000km、どうです?走ってみませんか?イージーかつ最高の景色が楽しめますよ!

  




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タンデム輪行とアムトラック旅行記 2


 ビジネスクラスと言っても、一般車両と違うところはあまり感じられず・・・。ですがドリンクと乾きものセットがもらえました。どちらも一回限りだそうですが、マシューが乗務員にドリンク御代わりを頼んだら「いや、一回だけなんですよ」と言った後「秘密だぜ」と持って来てくれました。ありがたい。もう一枚の写真は全席にそなえつけの「脱出のしおり」。まるで飛行機のよう。

 


 とだらだらしているうちに、PCHランドナーズの根拠地ベンチューラを通り過ぎて海沿いへ。ここからしばらく最もシーニックなルートになります。平行してPacific Coast Highway(101号線)も走っていて、ブルベなんかでもちょくちょく走るところ。自転車からアムトラックを眺めたことは何度も会ったけど、その列車に乗ることがあるとは思わなかったなあ。

 


 浜辺で犬とかける少年。「よ?し!タケミカヅチ、とってこい!」っていう感じです。すこし浜辺からはずれてサンタバーバラの街へ。LAより早く発展し、映画の街であったこともあったそうですが、地形上街を広げることが難しく南加の中心はLAに移ったそうです。現在でも有名な観光地でフェラガモなどどは、ここに集うリッチ相手にブランドを立ち上げました。駅はこじんまりとしています。

  


 そうこうしていると車内には空席が目立つように。乗ったときはほぼ満席だったのですが。二階建て車両の一階にあるトイレは車いすでも利用できるようにとても大きなスペースが用意されています。ただその分、客室スペースは狭くなってますね。たいてい一階は足腰の悪い方のために予約とされているか、そうでなくてもやはり人気は二階なので乗っている人もあまりいません。

 

 太平洋に陽が沈みます。なんだかあるときから急激に天候が悪化しはじめてあたりは真っ暗に・・・。どうも大規模な山火事が発生していてそのせいで天候が不安定になっているとのこと。明日はすこしばかり雨が降るかもしれないという話でした。やがて他の旅の仲間たちも集まりパーティムードに。何も食べるものも飲むものも無いけども。なんでも来年夏はPCHランドナーズでも1000kmブルベを開催するとのこと。サンフランシスコ南のサリナスから海沿いを南下一本道でサンディエゴの方(なんとかビーチって言ってた)まで。7月前に開催予定だそうです。いろんな意味で修行色は薄いと思うので、読まれている皆さんも是非ご検討を(w 特に「海が好き」な人向け。

 


 バカ話をしているとサンルイスオビスポへ到着。小さな駅です。駅前商店街なんかありません。自転車を組み立てて、明日へ備えます・・・。

 おまけに帰りの様子も。帰りはカマリノというサンタバーバラ西方の街から乗車しました。通勤駅で特に面白いものはありません。列車到着ぎりぎりで駅についたので走りまくり。非常に幸運なことに、貨物車両に分割もしないタンデムを預けることができました。分割が必要だったら確実に乗り遅れて3時間半待ちになるところ。間一髪。



 帰りの編成は一階建て車両で構成されていたのですが、食堂車があり二階はこんなテラス席に。素晴らしいね。でもアムトラックの窓はどれもやたら傷つき汚れているのが残念。ロサンゼルス駅ではターミナル駅(なのでどの列車も通り抜けせずに折り返します。わかりにくい表現ですみません)ということもあり2?30分程停車します。マシューが「この駅は古き良き鉄道時代のものなんだ」と案内してくれました。

 


 車社会中の車社会として知られる南加ですが、最近では鉄道復権の動きもあり市内では新設路線の建設があちことで見られました。都市間路線(アムトラック)の経営は難しいままのようですが、都市近郊路線の整備は急ピッチで進められているようです。

この項 終わり

タンデム輪行とアムトラック旅行記 1

 アムトラックでは輪行は箱に入れるというのがルールです。輪行袋ならぬ輪行箱ですね。この箱は駅で売ってるそうですが、普通の自転車屋でもらえる自転車の箱で良いとのこと。見たことはありませんが、ペダルを外しハンドルを曲げればあとはそのまんまで積み込めるらしいです。「らしい」「とのこと」というのは僕が輪行したことがあるアムトラックのパシフィックサーフライナーという路線では一両に3?6カ所のラックがあって、そこに引っ掛けられれば箱や袋はいらないからです。他にもいくつかの路線の客車にこのようなラックが用意されているとのこと。

 しかし、このラックは一般的な自転車を想定していて、タンデムやリカンベントでは使えません。そのような場合どうすればいいのかというと、アムトラックのサイトでは「箱に入れろ」とあります。アムトラックの編成には荷室付きの車両、もしくは貨物車両があるのでそこに手荷物料金を払って載せろ、ということらしいです。以前、タンデム自転車でアムトラックを利用したときは、言葉もできぬ観光客に免じて?そのまんま荷室に入れてくれました。しかし、他のタンデム利用者に聞くと、やはり拒否される可能性もあるとのこと。分割フレームなら前後にわけてラックにかけられるんじゃないかという話です。ただ「自分自身が拒否された」という人には会ったことありません。

 今回、前もって「タンデムはどうやって積んだらいい?」と駅の係員に聞いたのですが「そんなこと聞かれたの初めてだ」と言われ、どこかに電話した後に「載せられないよ」と冷たいひとこと。でも、載せてかなくちゃならないんだよね、ということで分割してラック作戦「分割らっくらくプラン」を実行です。

 


 まず前後のクランクをつなぐタイミングチェーンを外します。ピンと張っているので外すのも一苦労。ベルトドライブなのでクランクをゆっくり回しながらベルトを内側に強く押して外します。ちなみにタイミングチェーンの伸び調整はフロントBB部分のエキセントリックシャフトをずらすことによって行います。さて、次にフレームの分割です。まずケーブルを先に分割し、フレームのS&S(アメリカのメーカーらしいです)カップリングを専用レンチで緩めます。このレンチが無くなったら・・・困りますね・・・。3分割できるのですが、今回は前後の二分割だけ。はずすカップは3個です。

 


 分割状態。日本でタンデムを輪行する場合は、この状態でそれぞれを袋に入れて運ぶらしいです。楽・・・とは言えないかな。もっとも日本でタンデム輪行している人の数は一桁を越えないと思いますが。

 ちょっと早くつきすぎたので、アーバイン駅を探索。2階建ての列車がメインなので跨線橋も3階建ての高さがあります。欧州と同じく駅のプラットフォームには誰もが出入りできるので、電車が到着するころになると人が増え、勝手にテーブルやら椅子を並べて歓談してたり。けっこう賑やか。それはいいんだけど、跨線橋の上にやたら椅子とゴミ箱が備え付けられているのはなぜ?誰が座るの?

 


 旅の道連れ、好青年マシュー(通称:アメリカのベイベさん)と合流し、、ちょうどいい頃合いに到着したサーフライナーへ乗車。人が多いせいでラックにはかけられず荷室へ転がしておくことになりました。ラッキー?

 パシフィックサーフライナーはサンディエゴからサンフランシスコ近郊までを繋ぐ観光路線。ただし列車だけで行けるのはサンディエゴからLAの北400kmほどにあるサンルイスオビスポまで。あとはバスへ乗り換えての旅です。しかもサンルイスオビスポまで行くのは実は一日一本だけ。ドル箱観光路線のはずなのに! ちなみにLA-サンディエゴ間は一日5本以上ありますので、気軽に楽しめるアメリカの鉄道です。

 

 


 アーバインから南は何度か乗ったことあるのですが、北側は初めて。サンタアナは隣町。ディズニーランドへ行ける駅ということもあってか妙に立派。ロサンゼルスへ近づいていくと、なんとなく殺伐としてきます。ロサンゼルスまで2時間半ほど?終点のサンルイスオビスポまでは7時間半の旅。で、今回は終点まで行きますよ・・・。

 


 座席の上にはこんな紙(左)が。SLOは「この乗客はサンルイスオビスポまで乗車する」ことを示します。とはいえ乗務員が起こしに来てくれるわけではありません。乗車後、チケットは検札時に乗務員が回収します。その代わりにこの紙を座席の上に挟んでいきます。アムトラックには「指定席」というものが無く、席を自由に移動できるのですがその際にはこの紙も一緒に持って運び、頭上にさしなおすという具合です。ちなみに行きは「一等車(ビジネスクラス)」に乗ったのですが、やはり指定ではありません。東海岸を走る北米版TGV「アセラ」では一時期指定席が存在したようですが。

 右の写真は今回の旅のナビゲーター、マシュー・オニールさん。物腰柔らかく控えめな、やたら気を使ってくれる好青年です。押しの強いアメリカ社会なのにその性格で大丈夫なのかと心配になってしまう・・・。ハルキムラカミのノルウェイの森を読んでました。春のフレッシュから何度か会ったことあったけど、日本にまったく興味ないと思ってたよ・・・。

 この項つづく
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