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【落武者魂】 09 Camino Real & Poker Run Double Century

落武者魂

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09 Camino Real & Poker Run Double Century

今更シリーズ:Camino Real DC

※2009年の話

 Camino Real & Poker Run Double Centuryの素晴らしいところはなんといっても「家から近い」ことにあった。スタート地点であるインターステート5号線のSand Canyon出口は自宅から20分くらいのところ、超気軽に自走で行ける。前日に受付が会ったのだけど、これに自走で行ったら他のエントラントから「走るのは明日だぜ」とか言われてしまう。これがはじめてのCalifornia Triple Crownシリーズへの参戦なのだけど、参加人数はブルベより一桁多そうだ。

 さて当日。正式なスタート時間は午前6時15分。ただし14時間以上かかるとわかっているのなら5時半からもスタートできるという。ただしこの場合は14時間以内にゴールしてはならないという罰則付き。僕は迷うことなく正式スタート時間を選ぶ。もちろん、より多く眠れるからだ。14時間以内にゴールできるとは思っていない。スタートの1時間ちょっと前に起きて準備をし、家を出たときには真っ暗だったけど、スタートのころにはすっかり明るくなっていた。このところ天候が悪く、今日も晴れやかな朝ではない。スタートであるモーテルの玄関付近でスタッフからいくつかの説明。先日の雨で水没していた道路があったことや一部のわかりにくいエリアの説明のようだった。そして流れるようにスタート。

 しばらくは地元の街中を走る。アーバインからちょっとニューポートビーチよりへ向かい、それから南進してレイクフォレスト経由でダナポイント。ここらあたりは海へ面する丘陵地帯で、すぐに集団はばらけてしまった。大きな峠などはないのだけどアップダウンが続くのでペースを抑えて走る。あるところですぐ前を走っていた女性の自転車のチェーンがおかしくなったようだった。坂を登っている最中だったけど引き返し声をかける。どうやら大丈夫そうだ。変速の具合は良くないけどなんとかなると彼女はいう。そして「心配してくれてありがとう」と。今日もまたカルマを積んだようだ。

 ダナポイントのヨットハーバー沿いで水の補給を受ける。ここでは止まらずに進む人も多い。Pacific Coast Highwayへ入りサンクレメント。ここで何故か幹線道を外れ住宅街の道を右へ左へと縫って進む。そのままPCHへ行った方が楽そうだけど、おそらく前半のまだサイクリストが固まっている状態で市街地の2車線幹線道路を進ませたくないのだろう。ちなみに帰路はPCHそのままでこの街を抜ける設定だ。サンクレメントの町外れへでると旧PCHの遊歩道?になっている道へ落ちていく。ここではこの数ヶ月後に5本目のパンクで助けを叫ぶ僕の姿が見られるのだけど、それは別のお話。旧PCHの車道へ入り原発の脇を抜け、長い長いキャンプ場エリアを抜けると道はペンドルトン海兵隊基地へ入っていく。しまいには海兵隊基地へ入るかインターステート5号線の脇を走るかの選択になるのだが、このキューシートでは5号線へはいることを求めていた(スタッフによればどちらでもいいとのこと。ただ海兵隊基地経由は遠回り)

 5号線にはいるとちょうど良い速度の人たちのケツにくっつけたのとクルマの追い風効果により20kmほどを30分で走り切ることができた。ほぼ時速40kmを継続できたわけだけど、僕にはこれ以上は無理なのでオーシャンサイドの出口で彼らとはバイバイ。ほんとはこの先のサイクリングロードでも彼らについていければベストだったのだけど。サイクリングロードを抜けるとオーシャンサイドの内陸へと進んでいく。ここは基本的に登り基調。実はこのあたりはこの翌日にツールドカルフォルニアのコースとなっている場所。明日もくればランスを見ることができるのだ。そんなことを思いながらCP1へ到着。サブウェイのサンドイッチが配られていたのでコーラとともにゲット。周りを見ていると声をかけられた。2008年のブルベで顔を合わせた人たちのようだ。わざわざここへ来たってことは明日まで残ってランス見るの?と聞いたら「テレビで見ればいいじゃん」とのこと。まあ、たしかに。

 日中は暑い。半袖ジャージになっている人も少なくない。僕は相変わらず重装備なのでこの前半のヒルクライム区間はけっこうまいった。やがて登りが終わりさっきのサイクリングロードへと戻っていく。このサイクリングロードはかならず向かい風になるので嫌いなのだが、このときはシングル3台タンデム2台のグループにまざって後ろにくっつくことができたのでかなり楽をすることができた。タンデムの2台が風よけとなってくれたのだけど、あまりに前へでないシングル軍団に嫌気がさしたのか、タンデムのひとりが先行けサインとともに急減速。さらにその先にあったウォーターストップで完全に解散となった。

 再びオーシャンサイドへ入り5号線へ。正直けっこうヘタってきていた。そんなときにネバダだかから来ていた参加者グループに紛れ込むことができたので、そのペース(それほど速くは無かった)にあわせて5号線の出口まで。そこにCPが設けられていたので、長めの休憩を入れた。

 コースの全体像は8の字というか漫画にでてくるような「骨」型になっている。くびれた部分が5号線。その両端はサンクレメントとオーシャンサイドでその先は輪っかになっていた。行きはダナポイントから海沿いでサンクレメントへ入るのだけど、帰路はダナポイントの手前で内陸へ登り始める。そこでパンク。すぐに解決出来ると思ったのだけど、予備のチューブがショートバルブだったという思わぬ落とし穴にはまる。このようなことが無いように、このちょっと前からすべてのチューブはミドルの長さにしていたのだけど、予備チューブを交換していたかったようだ。CO2ボンベを無駄に使い切り、なんとか手押しポンプの口を押し付けるようにして空気を入れていく。かなりの時間がたちかなりの人数に抜かれていったが、なんとか走行できそうなくらいにはなった。

 このあたりは何の変哲もない郊外の市街地なのだけど、淡々と登り進めてトラビューコキャニオンロードへ入った途端、景色が一変する。そのころにはもうすっかり暗かったものの、街の灯は華やかだったのだけど、この道へ入ると真っ暗に。ライトを消すと自分の手さえ見えなくなりそうだ。しかも道も一気に狭くなり日本の峠道なみ。そこをジェットコースターのように右へ左へ下っていくと最後のCPへたどり着く。このCPではすっかり寒くなってしまった体を温めるべく(?)カップヌードルが次から次に作られて配られていた。ありがたいありがたい・・・。サムイの嫌い・・・。

 ちなみにこのCPの少し奥にあるトラビューコオークスステーキハウスというのはユニークなお店。ドレスコードに「ネクタイを外すこと。つけててもいいけど切っちゃうよ」とある。店に入ると壁に天井に気られたネクタイが埋め尽くすようにぶら下がっている。来店記念?なのだろう。ステーキもけっこう美味しいし、オススメ。安物のネクタイをして行ってみよう!

 さて、このCPをでる真っ暗な山道をひとり走ることに。途中、追い抜いていったクルマから罵声らしきものを浴びせられるも、何行ってるのかわからないのでムカつきもしない(幅寄せとかはしてこないし)。ちなみにアメリカ滞在中、ブルベとダブルセンチュリーとで7000kmほど走り4回ほど罵声らしきものを浴びせられた(だいたい若者4人乗り)けど物理的な迫害を受けたのはグミだかジェルだかを投げつけられた一度だけ。クルマで威圧してくるような事は無かった。もちろん、そういうのが無いわけではないらしく地元ブルベのメーリングリストでトレーニング中にアブないドライバーのクルマがあるので注意というのもあった。その返信に「そいつは有名なDQNで保護観察がどーのこーの」とかついてたのを読んでそのローカルさが面白かったが。

 さて、やっぱり一人でしかも真っ暗な道を走っているとどんどんペースが落ちていく。やがて二人組のサイクリストが来たので一緒に走らせてもらう。トラビューコからサンティアゴキャニオンに入るとそこはもう地元なので、これはどのくらいの登りなのか、残りどのくらいなのかを説明しながら走ることができた。通じていたかは知らないけど。

 やがて遠くに街の灯が見える郊外の道路へ出て、そのまま3人でゴール。14時間10分。おお、思ったより良いタイム。自走で帰宅して晩飯をくってぐっすりと寝た。特に特徴のないコース(地元だからね)だったけど、ほどよい疲労感を楽しめるライドであった。
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[完走の報告]Camino Real Double Century & Poker Run

※携帯している予備チューブのバルブの長さはきちんと確かめておきましょう。
(ロングバルブしか買わないことにしているのに、よりによってアイドルの予備チューブが二本ともショートバルブ・・・。泣けた)

総走行距離320km
総上昇 2600m
完走タイム 14時間10分

自信が少し取り戻せた。
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